ド派手な映像に興奮!
「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」(2011米)
ジャンルSF・ジャンルアクション
(あらすじ) 1969年、NASAはアポロ11号の月面着陸で月に墜落した宇宙船を発見する。その残骸を秘密裏に持ち運んだために、人類は思わぬ危機に陥ることになる。現代---ソ連のチェルノブイリで謎のエネルギーが発見されたという報告を受けて、オートポット軍は現地へ調査に向かった。そこでディセプティコン軍の襲撃に遭う。一方、その頃サムはどうにか就職面接に合格し、新しいガールフレンド、カーリーも出来て、順風満帆な暮らしを送っていた。そんなある日、サムは会社で奇妙な事件に巻き込まれてしまう。
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(レビュー) 人気アニメから火が付いた実写映画シリーズ「トランスフォーマー」の第3作。
前作から数年後を舞台に、再びオートポットとディセプティコンの戦いが繰り広げられる。
初っ端からアポロ11号の驚愕の秘話が出てきて笑わされたが、これぞ本シリーズの醍醐味(?)と言ってもいい。このでたらめなハッタリはいかにも〝マイケル・ベイ”印である。その後のチェルノブイリのシーンも突っ込みどころ満載で、良くも悪くもバカ映画然とした作りに潔さを感じてしまった。あとは如何にこのノリについていけるかどうか‥。本作はそこに尽きるだろう。
アクションシーンの映像は目を見張る出来栄えで、おそらくは前作や前々作と比較してもかなりクオリティは底上げされているように思う。そもそも、これまでは敵味方がよく分からないくらいゴチャゴチャして見づらかったのだが、今回はきちんと各キャラが整理されているので大変見やすい。それだけでなく、血か?唾液なのか?何だかよく分からない液体が噴き出して、ロボット達の〝生きてる感”の追及が尋常ではない。日進月歩のテクノロジーであるが、このあたりを見ても本作の映像が現時点で最も緻密でゴージャスなCG映像になっていることは間違いない。
尚、今回はシリーズ初の3D作品である。後半の戦闘シーンあたりになってくると3D効果も麻痺してしまうが、ここまで派手な戦闘を見せられれば、とりあえずはお腹一杯になる。
そして、何より個人的には今回や第1作のような市街戦のほうが、前作の砂漠を舞台にした戦いより俄然燃えるということだ(笑)
欲を言えば、ロボットと人間の作戦にもう少し連携が欲しかった。どうしても、人間は逃げ回るだけになってしまい、これではアクションが単調になってしまう。まぁ、人間ムササビの活躍には大いに笑わさせてもらったが‥。
派手な戦いが繰り広げられる一方で、映画は主人公サムの私生活も描いていく。こちらは主に恋愛ドラマとなるが、相変わらずサムのヘタレっぷりが笑わせてくれる。
尚、今回のヒロイン役は前作までのM・フォックスではなく、別の女優が新キャラとして登場してくる。最初からまるで何事もなかったように付き合っている二人を見て、それまでのヒロインはいったい何のために存在していたのか‥という突っ込み入れてしまいたくなるが、そこはグツと堪えよう‥(そもそも、それを言ってたらきりのない映画である)。
ただ、肝心のこの人間ラマは中盤に差し掛かってもあまり進展しない。というか、オートポットとディセプティコンの戦いにさして関係するわけでもなし、たいして重要な意味があるわけでもない。そのため、中盤まではダラダラと続き少し退屈に思えてしまった。この際、前半はバッサリと刈り込んでも良かったのではないだろうか。
シナリオには他にも破綻部分や伏線の未回収などがあり、色々と不満が残る出来だった。これまでもお世辞にも出来が良いとは言えなかったシナリオだが、今回も同じ印象である。
キャストでは、前作までのレギュラー、J・タートゥーロに加え、J・マルコビッチ、F・マクドーマンドといった演技派も登場し揚々とコメディ演技を披露している。めったに見れない演技という意味で言えばそこそこ楽しめた。それにしても皆物好きだなぁ‥(笑)
おはようございます、ありのさん。
僕は、この作品を109シネマズの2番シアターにある、IMAXデジタルシアターで見たのですが、あの、オスプレイ(アメリカ軍が、正式導入している新タイプの輸送機。)から、レノックス大佐(演じている人は、ジョシュア・デュアメルさん。)ら、ネスト部隊の皆さんが飛び立つ場面に驚きを隠せませんでした。実際、あの場面を撮影する際スタントクルーのスカイダイバーの皆さんに、この作品の監督であるマイケル・ベイさんは、「3Dカメラをつけて、シカゴ上空を飛んでみないか?」という事を実行したそうです。それから、サムのライバル役を演じたパトリック・デンプシーさんは全米で人気のテレビドラマ「グレイス・アナトミー」に出演した方なんですよね。それに、サム君が面接を受けた会社の経営者を演じた、ジョン・マルコビッチさんが「朝ズバッ!」でおなじみの、みのもんたさんに見えたのは気のせいだろうか。さらに、この作品のカギを握る重要キャラの一人である、センチネルプライムのオリジナルCVが、「スタートレックシリーズ」のミスタースポックさんこと、レナ-ド・ニモイさんである事を知って、さらにびっくりです。
こんばんは、にょろ~ん。さん。
例のスカイダイブのシーンは正にツボでした。まさかアレを実写でやってしまうというのも驚きです。
この映画、CGばかりが話題になりますが、意外にロケーション撮影も多く、特に後半の市街戦などは中々高度な撮影をしてるんですよね。
レナード・ニモイはエイブラムス版スタートレックにも出演してましたね。まだまだ現役俳優として頑張って欲しいです。
こんにちは、ありのさんレスありがとうございます。僕の最初の書き込みに少し訂正がありまして、「109シネマズの2番シアター~」と書き込みされていたのですが、正しくは、「109シネマズ木場の2番シアターのIMAXデジタルシアター」です。この場を借りて、お詫びします本当に失礼しました。サム君の入社したIT企業の中国系の社員(実は、中国の諜報部員。)の変なやり取りも凄く面白かったし、それに、「アバター」でおなじみのジェ-ムズ・キャメロンさんのお墨付きを受けているそうです。それから、新しい情報として今年の11月に「109シネマズ湘南(IMAXデジタルシアター設置館。)」がオープンします凄く楽しみです。
今晩は、ありのさん。新年明けましておめでとうございます。僕は、この作品がDVDとして発売されるのを知ったので、とあるコンビニで購入してさっそく見てみました。あまり気付かなかったのですが、ホィーリー君が見ていたテレビ番組があのスタートレックだったり、(「見ろ、ミスター・スポックがイカれて狂っちゃうやつだ」というセリフでわかった。実際、バンブルビーもラジオの女声で「宇宙艦隊からのメッセージです。」といっていた。)表向きはIT企業の従業員で実は中国の諜報員とサム君の変なやり取りがおかしかったです。それに、オートボットにも仲間が増えていたのでさらにびっくりしました。なんか、センチネル・プライムの行動を見て小沢一郎のように見えたのは気のせいなのでしょうか?それから、去年の9月に映画館で見てきた「探偵はBARにいる」も素晴らしい作品ですDVD化が楽しみです。
>ホィーリー君が見ていたテレビ番組があのスタートレックだったり、
これは映画を見たときには気づきませんでした。今度見直す機会があれば確認してみようと思います。情報ありがとうございます。
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