映画ありのまま

初めましてorこんにちは。
わりと気ままに映画の感想を(妄想を交えて!)書き綴っています。ぜひ楽しんでってください〜(´ー`)ノ 
(2008.4.15連絡事項)
少しずつですが記事が増えてきたので、50音字で検索出来るように プラグインを設置しました。
とはいっても、まだまだショボイですが‥。ぜひご利用ください。

南京の基督

2008.01.18(02:28)
南京の基督南京の基督
(1998/11/27)
レオン・カーフェイ、富田靖子 他

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「南京の基督」(1995香港日)星3
ジャンルロマンス
(あらすじ)
 1920年代。日本人作家岡川は仕事で南京へやって来た。遊郭で女中として働く金花を見た彼は一目惚れする。すぐに2人は結ばれ所帯を持ったが、実は岡川は日本に妻子がいる身だった。第二子誕生の報に彼は帰国してしまう。残された金花は実家の借金返済のために身体を売り、客から病気をうつされてしまう。病の苦しみで次第に精神を崩壊させていく金花。それを知った岡川は南京へ戻ってくる。
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(レビュー)
 原作は芥川龍之介。岡川に芥川のイメージがかぶさる。この作品を見て悩める作家の心中を少しばかり察することができた。

 2人の愛は初めこそ明るく希望に満ちたものだったが、岡川の帰国でそれは一変する。性病にかかった金花は信仰心を強め、岡川に対する愛との狭間で次第に精神を崩壊させていく。岡川はそれを支えることが出来るのか?といった所が本作のクライマックスであるが、考えてみれば彼ほどエゴイスティックな男はそうそういないだろう。不倫の挙句、愛人を死に追いやろうとしているわけだから‥。今さらどの面下げて許しを請おうというのだろうか?おそらく女性の立場から見れば腹が立つに違いない。

 ところで、二人の関係に日本と中国における負の遺産をどうしても推察してしまう人もいるだろうが、原作者の芥川のことを考えると、それは飛躍しすぎな気がする。これはあくまで個人的なドラマとして捉えた方が妥当だろう。彼自身キリシタンだったという過去も含め、この物語には自己投影的な部分が多く認められるからだ。やがて自殺を遂げる作家の内省が滲み出ている。

 この作品は日本と香港の初の本格的合作ということで、金花役を日本人である富田靖子が、岡川役を中国人であるレオン・カーフェイが演じている。興味深いキャスティングだが、成功しているかと問われれば微妙なところだ。富田靖子はフルヌードで濡れ場を大胆に演じ女優魂を見せているのに対し、カーフェイは日本語がほとんど話せず演技に今ひとつ覇気が感じられない。カーフェイは芸達者な俳優であることは認めるが、今回の役柄には若干無理があるように感じた。

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