45年間、多くの人々から愛された銀座シネパトスが3月31日をもって閉館しました。閉館日にはユースト中継していたので閉館する瞬間を自宅で見てましたが、支配人、関係者、多くのファンの方々の別れを惜しむ声にしみじみとさせられました。
自分は翌日訪ねたのですが辺りはひっそりと静まり返っていて、いつもの"あの場所”らしい外観に戻っていました。

一番の思い出はソクーロフの「太陽」(2005ロシア仏伊スイス)を観に行ったことです。まさかあそこに長蛇の列ができるとは思いませんでした。なんでもシネパトス最高の興行収入記録だったそうです。
このブログで紹介したものでは
「クロッシング」(2008韓国)も観に行きましたね。他に、「ゾンビ ディレクターズカット版」(1978米)を見たのも良い思い出です。
外には客席の椅子が展示されてました。決して座り心地が良かったわけではないですが、そこが昔ながらの映画館という感じがして親しみやすかったです。あとは名物・日比谷線。映画を観てると電車の走る音が聞こえるんですよね。現在の東京ではこんな映画館はないでしょう。そういった所も含めて愛すべき小屋だったように思います。

映画館に縁のある著名人のサイン色紙も飾られてしました。永井豪先生他、個人的趣味で色々と写真に収めてきました。

漫画家・永井豪先生

アニメ監督・杉井木サブロー氏

飯島敏宏プロデューサー

大林宣彦監督、原田芳雄さん、ひし美ゆり子さん等々

サインと一緒にファンの皆さんの寄せ書きが展示されています
取り壊しまでまだ時間がありますので興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか?
尚、シネパトスの閉館を舞台にした映画「インターミッション」(2012日)が現在公開中です。こちらも見納めとして鑑賞しても良いかもしれませんね。
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