映画ありのまま

初めましてorこんにちは。
わりと気ままに映画の感想を(妄想を交えて!)書き綴っています。ぜひ楽しんでってください〜(´ー`)ノ 
(2008.4.15連絡事項)
少しずつですが記事が増えてきたので、50音字で検索出来るように プラグインを設置しました。
とはいっても、まだまだショボイですが‥。ぜひご利用ください。

アリス

2008.01.20(18:14)
今回はマニアックなチョイスですよ。
チェコの人形作家シュヴァンクマイエルの作品。
これが長編デビュー作となるのですが、いやはや正に鬼才という感じ。
ヤン・シュヴァンクマイエル アリスヤン・シュヴァンクマイエル アリス
(2005/02/23)
ヤン・シュヴァンクマイエル

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「アリス」(1988スイス)星3
ジャンルファンタジー
(あらすじ)
 部屋でアリスが人形遊びをしていると、突然ガラスケースから白ウサギが懐中時計を持って飛び出してきた。白ウサギは机の引出しの中へ入っていった。アリスもそれに続いて引き出しの奥深くへと入っていく。黒インキを飲むと背が縮み、タルトを食べると大きくなり、涙が海になり、不思議の世界へ流されていくアリス。ウサギにメリー・アンと勘違いされた彼女は奇妙な動物達に襲われることになる。
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(レビュー)
 チェコの人形アニメーション作家J・シュヴァンクマイエル監督の長編デビュー作。「不思議の国のアリス」をベースにした奇怪な世界が繰り広げられる。

 アリス以外の登場キャラはすべて人形。どこか愛嬌も感じられるが、基本はブラック。メルヘン世界とかけ離れたダークファンタジーの住人といった風貌である。ミニチュアサイズの部屋や小道具、書き割りで描かれたトランプの国等、背景にはシュールさが漂う。ある意味で少女が見る悪夢とはこういったものなのかもしれないが、だからと言って決して本作は子供向けとして作られているわけではない。見たらトラウマになりかねないような代物だ。かといって、大人が見て楽しめるかと言えば、それも甚だ疑問である。それぞれの感性に左右されるだろう。それくらいアクの強い作品だ。近いものとしては「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」(1993米)が思い出されるが、本作はより生理的嫌悪感をもよおすようなガジェットが多分に含まれている。特に、パンから釘が飛び出したり、生肉が這いずり回るシーンは気色が悪かった。「シュヴァンクマイエルらしい」と言ってしまえばそれまでだが、この感性は唯一無二として認めざるをえない。しかも、その感性はこの処女作からして全開だ。

 机の引出しの取っ手、はさみ、針、靴下。これらは何かのメタファーなのだろうか?しかし、そんなことをアレコレ思考するよりも、この映画はシュヴァンクマイエルの感性に触れて楽しむべき作品である。

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