映画ありのまま

こんにちはorはじめまして、ありのと申します。 ここは見た映画について気ままにレビューを垂れ流すブログです。

スター・トレック イントゥ・ダークネス

2013.10.04(01:23)
JJ版スタトレの続編。前作よりも出来が良くなっている。
pict200.jpg
「スター・トレック イントゥ・ダークネス」(2013米)star4.gif
ジャンルSF・ジャンルアクション
(あらすじ)
 西暦2259年、USSエンタープライズ号の若き艦長カークは、任務の遂行中に副官のスポックを助けるために規律違反を犯してしまう。それによってカークは降格、スポックは転属となってしまった。その頃、ロンドンの惑星連邦軍の施設では爆破テロが発生した。その直後、今度は連邦軍本部も襲撃される。その際にカークは、恩人であるパイク艦長を失った。カークはUSSエンタープライズ号の艦長に復職し、首謀者のジョン・ハリソンを追って惑星クロノスへと向かう。

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(レビュー)
 J・J・エイブラムスが製作・監督を務めたリ・イマジネーション版「スター・トレック」(2009米)の続編。
 スタッフ・キャストは前作から同じなので作品の世界観、テイストはしっかりと継承されている。前作で面白いと感じた人なら今回も安心して楽しめるだろう。

 いわゆるビギニング編だった前作では個々のキャラクターがまだ確立されていなかったが、今回は完全に夫々の役割が固定されている。物語はいきなりカーク達のアクション・シーンからスタートする。スタートレックを知っている人、もしくは前作を見ている人用に設定されたオープニングである。スタトレ初心者には申し訳ないが、自分はこのオープニング・シーンから一気に映画の中に引き込まれた。

 その後、今回の敵であるジョン・ハリソンが登場する。彼は冷酷無比にして強靭な体力を持ったキャラクターで、ある大きな野望を持って次々と連邦軍を襲撃する。カーク達はそれを阻止しようとするのだが、そこには更に大きな陰謀があって‥というのが今回の話である。
 ストーリーはやや一本調子だが、大変明快に作られているので非常に入り込みやすい。前作の所でも書いたが、エイブラムスの映画は本当に至れるつくせりの親切設計になっていて感心させられる。ハードなSFファンには物足りなく感じられるかもしれないが、これが彼の映画作りのスタンスである。今回の作品も広く門戸が開かれている。

 そして、ストーリーはシンプルでも、作りがきちんとツボを得ているあたりも上手い。まず、前作から引き続きになるが、今回もカークとスポックの愛憎ドラマが展開されている。前作では二人ともまだ見習士官で右も左も分からない状態だった。それが、今回はある程度長い期間一緒に同じ船で過ごしたという経緯があり、それだけに相手の考え方、良い面、悪い面といったものが分かっている。血の気の多いカークと論理的思考を信条とするスポック、二人は互いに相容れないキャラクターである。しかし、片方が立たなければもう片方も立たないという、相互補助の関係にあるのも事実で、このやり取りが今回は更に熟成されている。
 例えば、序盤でカークが見せたスポックに対する友情は、クライマックスでは逆の形として表れている。ここに二人の熱い友情を見ずにいられない。普段は対立していても、やはり彼らは同じ船に乗る者同士、熱い信頼関係で結ばれているのだ、ということが分かり胸が熱くなった。

 また、この物語からは鋭い社会風刺も読み取れる。これは実際にJ・J・エブラムスがインタビューで語っていたのだが、今回の敵ジョンとの戦いには現代の社会情勢が暗に込められている。そのあたりの含みを考えながら見てみるのも良いだろう。作品にちょっとしたスパイスが出てくる。

 アクションシーンは前作同様、今回もよく出来ていると思った。常に新しいアイディを試行錯誤するエイブラムスは、今回も新しいアクションシーンに挑戦している。それが中盤の人間ロケット(笑)である。前作の自由落下の延長線上にあるアクションシーンとも言えるが、これが結構ハラハラドキドキさせる。
 その他、惑星での追跡戦や船内での銃撃戦、格闘戦なども盛り込まれており、今回もアクションの出来は申し分ない。
 また、アクションシーンではないのだが、モニターを通して敵と駆け引きするシーンには思わずニヤリとさせられた。こういう場面は、スタートレックではよく見られるシチュエーションである。ある種鉄板ネタとも言えるが、それをきちんと踏襲してくれるあたり。エイブラムスと脚本家はファンのことをよく分かっていると思った。

 一方、今回も脚本上、幾つか強引な個所があり、そこは残念だった。例えば、終盤のコアの修正方法はどうにかならなかったものだろうか?いくらなんでもアナクロすぎる。もう少しSF的なアイディが欲しい。また、その後のカークの○○もいかにもスタトレらしいお約束とはいえ、今の時代に合っているかどうか疑問である。尚、ラストが消化不良気味だったが、これは第3作に続く伏線と解釈した。

 キャスト陣は、前作と変わらず皆ハマっている。それどころか各々のキャラが板についてきた感じで、益々親しみが湧いてきた。個人的には、マッコイとスールーの絡みがちょっと見れたのが嬉しかった。

 そして、なんと言ってもジョンを演じたB・カンバーバッチの存在感。これが今回新たな収穫である。カーク達を食うほどの圧倒的存在感を出しながら物語を掻き回している。正直、今回のストーリーは彼ありきで作られているような所がある。尚、彼の正体はオリジナル版を見ている人にはたまらないものがあるだろう。このあたりも今作は絶妙にファンの心をくすぐってくる。

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