映画ありのまま
初めましてorこんにちは。
わりと気ままに映画の感想を(妄想を交えて!)書き綴っています。ぜひ楽しんでってください〜(´ー`)ノ
(2008.4.15連絡事項)
少しずつですが記事が増えてきたので、50音字で検索出来るように プラグインを設置しました。
とはいっても、まだまだショボイですが‥。ぜひご利用ください。
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とはいっても、まだまだショボイですが‥。ぜひご利用ください。
リチャード・ニクソン暗殺を企てた男
2008.01.23(20:27)
寒ッ‥!雪が積もってるよ!そんな日は家でおとなしく映画鑑賞。
今回はショーン・ペンの演技に尽きる作品。
![]() | リチャード・ニクソン暗殺を企てた男 (2006/01/27) ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ 他 商品詳細を見る |
「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」(2004米)

ジャンル社会派・ジャンルサスペンス
(あらすじ)
サムはごく平凡なセールスマン。妻子と別れ地道にやり直しを図るが、不器用なため営業成績はままならず、いつも上司に馬鹿にされていた。唯一の親友と事業を開業しようと融資を申請するが、これも上手くことが運ばない。そうこうするうち裁判所から婚姻解消の書類が届く。自暴自棄になった彼は、テレビに映るニクソンを見て暗殺計画を思い立つ。
(レビュー)
「負け組」「勝ち組」という言葉がある。余り好きではない言葉だが、そこで言うとサムは完全に「負け組」側の人間である。世渡り下手な人間は、何をやっても上手くいかずどんどんドツボにはまってしまう。”世の中そんなもん”と言ってしまえば、確かにそのとおりである。この映画は、その”世の中そんなもん”をシリアスに綴った社会派サスペンス作品だ。実話を元にしている。
サム役は演技派俳優S・ペン。全編彼の独壇場と言った感じで、初めこそ”やりすぎな感”が鼻につくが、人生の光明を失い焦心しきっていく様は、見ているこちら側に強く訴えかけてくる。見事な演技である。
ところで、このサムというキャラクターだが、ストーリーから言ってどうしても「タクシードライバー」(1976米)の主人公トラヴィスを髣髴とさせる。最終的に両者共に過激なアナーキスト行為に及ぶ。しかし、二人には決定的な違いがあると思う。
まず、トラヴィスはベトナム帰還兵というバックストーリーを背負うことで一匹狼的な側面、強靭なヒーロー性を持っている。これに対し、同じ負け犬でもサムには一切ヒーロー性が感じられない。上司からパワハラを受け、妻や兄から三行半を下され、挙句の果てにブラックパンサーにまで袖にされる始末。ここまで容赦なく虐げられる様は「タクシードラーバー」には見られなかった。しかも、二人の違いが最も顕著に出ているのが、暗殺に向かう際の犯行声明、あるいはモノローグ(心の声)の中にある。トラヴィスは”俺”が社会浄化の主役であるのに対して、サムは”俺”ではなく”僕ら”と言っている。これは、サムが何かしらの後ろ盾を必要とした証拠である。自信の持てない人間の弱さがもろに出ているセリフだ。確かにニクソン時代の政治は腐敗したものだったかもしれないが、それを鑑みてもこの”僕ら”という言葉には今一つピンと来ない。つまり、共感をおぼえられず、客観的に”愚鈍なヤツ”としか見れないのだ。一見すると似た者同士の二人だが、少しの違いでこんなにも見方が変わってくるのかと思うと実に面白い。
さて、今のアメリカは格差社会が進みサムのような憤りは当時よりも増えているような気がしてならない。そして、ここ日本でも同じことが言えるのではないだろうか。そう考えると怖い気もする。過去の事件を描きながら、その中にきちんと現代世相を投影している所は中々鋭いと思った。
製作は「ハリポタ」の監督もしたことがあるA・キュアロン。このようなインディペンデントならではの企画を実現させたプロデューサーとしての手腕は中々のものだと思う。


殿堂級
まあまあ
今一つ
ダメダメ











