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ゴジラvsデストロイア

ゴジラの最期が印象的。
ゴジラvsデストロイア 【60周年記念版】 [Blu-ray]ゴジラvsデストロイア 【60周年記念版】 [Blu-ray]
(2014/06/18)
辰巳琢郎、石野陽子 他

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「ゴジラVSデストロイア」(1995日)星3
ジャンル特撮・ジャンルアクション
(あらすじ)
 ゴジラが突如、香港に上陸し街を破壊して去っていった。その姿は真っ赤に燃えていて、体内で核分裂が起こっていた。このままではいずれメルトダウンが起きて地球は破滅してしまうという調査結果が出る。G対策センターでは緊急会議が開かれ、ゴジラの活動を一時的に抑えるための方策が練られる。しかし、これといった解決策は見いだせなかった。一方、40年前にゴジラを消滅させたオキシジェン・デストロイヤーの研究をしていた伊集院博士は、新たな兵器ミクロオキシジェンを開発中だった。その最中に海底で太古の生物デストロイアの幼生が眠りから覚める。

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(レビュー)
 「ゴジラ」シリーズ第22作。平成に入ってからは6作目となる本作は、シリーズ完結編と銘打たれて公開された。「ゴジラ死す!」のキャッチコピーは、当時のゴジラ映画ファンからは大いに注目された。

 ストーリーは第1作「ゴジラ」(1954日)にオマージュを捧げたような作りになっている。ゴジラを消滅させた兵器オキシジェン・デストロイヤーを持ち出して、その後遺症として太古の怪獣デストロイアを絡めた設定は中々よく考えられている。また、第1作のキャラクター・山根博士の子孫を登場させて、改めて過去のゴジラを振り返るという原点回帰の狙いも悪くない。最後のゴジラ映画としては実に相応しい”素材”が揃えられていると思った。

 ただ、この映画は設定は中々良いのだが、それをストーリーに組み込む段階で色々と失敗している。
 例えば、山根博士の子孫としてゴジラに詳しい少年が登場してくる。彼の進言でゴジラ破壊の大掛かりな作戦が決行されるのだが、そこに説得力がまったく感じられなかった。そもそもG対策センターの大人たちが余りにも無力過ぎる。これではせっかくの緊張感も損なわれてしまう。
 また、伊集院博士の葛藤は、第1作の芹沢博士と呼応させることで、もっとドラマチックに出来たと思う。単に”対ゴジラ兵器”をフィーチャーしただけでは勿体ない。それを作った人間ドラマの方も、もっと見てみたかった。

 むしろ、”対ゴジラ”で葛藤するのは、平成ゴジラシリーズの常連・小高恵美扮する三枝未希の方である。彼はゴジラ・ジュニアを心配して戦場へと赴く。その心中を察すると切なくさせられた。これは中々感動的である。
 もっとも、彼女の存在はシリーズを通して見ている人にはよく分かるのだが、今作だけを見た人にとっては、何が何やらさっぱり分からないと思う。映画は彼女の設定については何も言及されないままストーリーが進んでいく。一見さんには大変不親切な作りで、このあたりはもっと丁寧に作って欲しかった。

 ということで、色々とストーリーについては不満が残る作品だった。”素材”は良いものが揃っているのだが、それを説得力のあるドラマへと昇華しきれていいない‥というのが正直な感想である。

 ただ、そうした不満はあるものの、今作は結末が見事でこれだけでこの映画の評価は一段高くなる。ここまで潔く幕引きされると何も言うことがない。まるで、ゴジラよ永遠に‥と言わんばかりの荘厳さに溢れた結末は、個人的に大変印象に残った。

 尚、平成ゴジラシリーズは、ここで一旦の終わりを迎える。しかし、この4年後、「ゴジラ2000 ミレニアム」(1999日)が製作されシリーズは再開された。俗に言う”ミレニアム・シリーズ”である。どうやらエメリッヒ版「ゴジラ」のヒットを受けての再開だったらしいが、ファンの間ではエメリッヒ版「ゴジラ」同様、賛否のあるシリーズとなっている。
[ 2014/08/06 00:43 ] ジャンル特撮 | TB(0) | CM(0)

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