映画ありのまま
初めましてorこんにちは。
わりと気ままに映画の感想を(妄想を交えて!)書き綴っています。ぜひ楽しんでってください〜(´ー`)ノ
(2008.4.15連絡事項)
少しずつですが記事が増えてきたので、50音字で検索出来るように プラグインを設置しました。
とはいっても、まだまだショボイですが‥。ぜひご利用ください。
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叫びとささやき
2008.03.29(18:45)
ここんとこベルイマン尽くし。申し訳ない。正直、見てると段々鬱になる。だが、そこがイイ!
大切な”何か”を得ることができる。それがベルイマンの映画だと思う。
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「叫びとささやき」(1972スウェーデン)

ジャンル人間ドラマ
(あらすじ)
19世紀、スウェーデンの田園風景に建つ大邸宅。病床に伏すアングネスの元に、姉カーリンと妹マリーアが見舞いにやって来た。彼女等はそれぞれに不幸な結婚生活を送っている。マリーアは年配医師との不倫で夫を自殺未遂へ追い込んだことがある。カーリンは夫の愛なき性交に疲れ果て自傷行為に走ったことがある。姉妹の中で唯一独身なのがアングネスだった。しかし、彼女にも私生活のパートナーはいた。それが召使のアンナである。彼女だけを心の支えとするアングネス。翌朝、彼女は突然発作に襲われる。
(レビュー)
I・ベルイマン監督によるシリアスな女性ドラマ。
三姉妹の姿は正にベルイマンが生涯描き続けるテーマ「孤独」を体現するものである。見ていて非常に辛いものがあるのだが、目を背けることを許さない緊迫感がこの映画にはある。
彼女等の苦悩、葛藤は「叫び」と「ささやき」の中に吐露され、時に鬼気迫るような演技によってこちらの脳天を直撃してくる。例えば、アングネスの闘病シーン、カーリンの自傷行為シーン等がそうだ。
ベルイマン映画の後期の一つの特徴としてクローズアップの多用が挙げられるが、本作にもそれは強く感じる。否応なく演技への注視が強制されるので、映画自体の迫力は増すことになる。鑑賞後の疲労感は残るが、同時に何とも言えぬ充足感も得られる。
この映画における「孤独」は夫婦関係、親子関係、姉妹関係の中で描かれている。カーリンと夫、マリーアと夫、アングネスと母親、そしてカーリンとマリーアの関係。本来ならば互いに共存すべき友好的な関係を築かなくてはならないのだが、彼等はその意に反して反発しあう。孤独であるがゆえに彼等は不完全なのか?それとも不完全な人間だから孤独なのか?まるで哲学問答のようになってしまうが、問題はその答えよりも、人間とは本来そういう生き物なのだという「現実」にある。人間はエゴを持っている以上真の意味で他人と分かり合えることなど出来ない、という「現実」。徹底したネガティヴ・シンキングだが、映画はこの「現実」を提示している。
ただ、この物語には唯一の光明も用意されている。召使アンナはアングネスにとって言わば母親代わりのような存在で、彼女が放つ母性的な魅力はこの生き地獄のようなムードに清涼剤的役割を果たしている。彼女の存在自体にある種の感動をおぼえるし、ほっと安心もさせられる。


傑作
まあまあ
今一つ
ダメダメ











