映画ありのまま

初めましてorこんにちは。
わりと気ままに映画の感想を(妄想を交えて!)書き綴っています。ぜひ楽しんでってください〜(´ー`)ノ 
(2008.4.15連絡事項)
少しずつですが記事が増えてきたので、50音字で検索出来るように プラグインを設置しました。
とはいっても、まだまだショボイですが‥。ぜひご利用ください。

胡同のひまわり

2008.04.29(19:01)
父子の愛憎劇をドラマチックに綴った作品。
ストーリーの凡庸さとは裏腹に、そのスケール感から中々見応えがあった。
胡同のひまわり胡同のひまわり
(2006/12/22)
スン・ハイイン、アン・チェン 他

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「胡同(フートン)のひまわり」(2005中国)星4
ジャンル人間ドラマ
(あらすじ)
 1976年、小学生の向陽は母と二人で暮らしていた。文化大革命で強制労働を強いられていた父が数年ぶりに帰ってくる。ぎこちないながらも次第にコミュニケーションを図る父子。しかし、厳格な父は向陽に一切の自由を許さず、自ら進んだ画家への道を強要する。向陽は父に反発を強めていった。大地震、毛沢東の死、自由化の波‥。時は流れ、美術生になった向陽は初めての恋をする。ところが、絵の勉強の邪魔になると、父が二人の関係を引き裂いてしまう。

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(レビュー)
 画家の道を歩む父子の葛藤劇を中国近代史の中に描いた感動作品。

 スパルタ教育で自分の夢を向陽に託す父。幼い頃から一切の自由を許されなかった向陽は20数年間、父への憎しみを増幅させていく。果たして、2人に分かり合える日がやって来るのか‥といったところがこの映画のクライマックスとなる。
 至極オーソドックス且つ一本調子なストーリーだが、父子間の葛藤の歴史は、文革、開放政策、共産主義の崩壊といった中国激動の歴史と符合し大河ドラマのような劇的さに溢れている。
 「符号」と言ったが、この父子には新旧世代の隔絶、社会背景の変遷といったメタファーがきちんと込められている。父=切り捨てられる地方=旧体制。子=近代化する都市=新体制というふうに。実に分かりやすい構造だ。

 互いに思想、主義をがなり立てているだけでは国も人も進歩はない。相手の考えを理解し、それを享受するくらいの度量が必要ではないか?そうでなければ成熟した社会は訪れない。人間は成長できない。この父子葛藤ドラマから、そんなメッセージが読み取れた。

 父子の関係に注視したシンプルなドラマ構成だが、父と隣近所に住む因縁の間柄、劉さんのぎこちないコミュニケーションがちょっとした薬味として面白く見れる。この辺りの微細な工夫にも好感が持てた。

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