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スカイ・ライダーズ

ユニークなアイディアに満ちたアクション映画。
スカイ・ライダーズ [DVD]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2011-05-20)
売り上げランキング: 38,927

「スカイ・ライダーズ」(1976米)星3
ジャンルアクション・ジャンルサスペンス
(あらすじ)
 ギリシャでアメリカ人実業家の妻子が革命軍ゲリラに誘拐された。前夫ジムがそのニュースを聞いて駆けつける。その後、警察が必死の救出計画を進めるが、犯人の策略にまんまとハマり失敗に終わってしまう。ジムは自力で元妻子を助け出そうと一計を案じる。

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(レビュー)
 飛行機乗りのパイロットが誘拐された元妻子を助けるために奔走するアクション映画。

 しかして、その救出劇とはハングライダーで敵のアジトに攻め込むという、実にユニークなものである。奇想天外と言えば確かにそうだが、これが結構ハラハラドキドキさせる。合成しているカットもあるのかもしれないが、ハングライダーの空撮が一々素晴らしく、これだけでも一見の価値がある作品だと思う。

 特に、クライマックスのヘリとの追跡劇は、他に類を見ない大変ユニークなアクションシーンとなっている。こういったアイディアは中々思いつかないだろう。たとえ思いついたとしても、実際に撮るのはかなり難しいように思う。そういう意味では、撮影が非常に優れていると思った。

 ストーリーはシンプルにまとめられている。後半のアクションシーンに全てをかけた‥と言っても過言ではないくらいスッキリとした構成でドラマ性は正直、薄い。本来であれば現夫とジムの因縁関係など、入れようと思えば入れられたのだろうが、そのあたりについては割とアッサリとしか描かれていない。また、ギリシャの政治的背景についても詳しくは言及されていない。そんな、まどろっこしい説明より、いかにジムが家族思いで勇気のある男か‥というキャラクター的魅力。そこに注力した作劇が徹底されている。ある意味で大変潔い作りとなっている。

 クライマックスで民間人であるはずのハングライダー・サーカスの人々が派手に銃を撃ちまくるのもご愛嬌。厳しく見てしまうと、そんなのありね~となってしまうが、まずは派手な銃撃戦に痺れるべし。
 同様に、ジムが飛んでるヘリに飛び乗るのも普通に考えたらありえないアクロバティックなアクションである。映像として見せてないので余計に”とんでも”シーンになってしまったが、バカ映画然とした演出は潔いと言えよう。

 ジム役はJ・コバーン。ダンディズム溢れる演技が相変わらず絶品で、ラストのニヒルな言動が強く印象に残った。これには誰もが痺れさせられるだろう。本作は彼の魅力で持っているような所が大いにある。

 尚、この頃はハングライダーが流行っていたのか、香港では「スカイ・ハイ」(1975香港豪)というポリス・アクション映画が製作された。ジグソーが歌う同名主題歌が世界中でヒットし、プロレスラーのミル・マスカラスの入場テーマ曲にもなったのは有名である。
[ 2016/03/24 00:17 ] ジャンルアクション | TB(0) | CM(1)

「スカイ・ライダーズ」について

この映画「スカイ・ライダーズ」は、白い歯をムキ出してニカッと笑うダンディで豪快な我らがヒーロー、ジェームズ・コバーンの魅力全開の1970年代アクション作品だ。

監督は、オリバー・リードがモーゼル銃を撃ちまくる「電撃脱走/地獄のターゲット」や、ジョン・ウェインの痛快刑事アクション「ブラニガン」などで私のハートに火をつけた、英国冒険活劇の職人派、ダグラス・ヒコックス。

アメリカ人の実業家ロバート・カルプの妻スザンナ・ヨークと2人の子供が、ギリシャの別荘でテロリスト集団に誘拐され、一味は大量の武器と弾薬を要求してくる。

妻の前夫で子供のひとりの父でもあるヤクザなパイロット、ジェームズ・コバーンが地元の警察署長シャルル・アズナブールじゃ頼りにならんと、独自の裏人脈を駆使して捜査を開始する。

そして、人質の写真から、彼らが高さ500m以上の断崖絶壁の奇岩上に要塞のように聳え立つ、メテオラの修道院に監禁されていることを突き止め、ジョン・ベックら巡業中のハング・グライダー・サーカスの連中を雇って、自らも操縦法を特訓し、夜の空から奇襲をかけるのだ。

ロケ地となったギリシャ正教の聖地メテオラは、1988年に世界遺産に登録されたため、もはやこの作品のようなCGなしの大掛かりな空撮は不可能だと思われるが、ハング・グライダーを駆使した山岳地帯での空中アクションが、実にスリリングだ。

ラロ・シフリンによるスコアも快調で、ダグラス・ヒコックス監督のクライマックスの銃撃戦までのスピーディな演出のキレも抜群だ。

そして、主演のジェームズ・コバーンの魅力と共に、スザンナ・ヨーク、ロバート・カルプ、シャルル・アズナブールら、脇を固める英米仏の豪華キャストも見せ場たっぷりで、実に魅力的な痛快作だ。
[ 2023/11/02 22:40 ] [ 編集 ]

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