映画ありのまま
初めましてorこんにちは。
わりと気ままに映画の感想を(妄想を交えて!)書き綴っています。ぜひ楽しんでってください〜(´ー`)ノ
(2008.4.15連絡事項)
少しずつですが記事が増えてきたので、50音字で検索出来るように プラグインを設置しました。
とはいっても、まだまだショボイですが‥。ぜひご利用ください。
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アメリカ、家族のいる風景
2008.05.09(02:38)
W・ヴェンダース&S・シェパードという「パリ、テキサス」コンビが撮り上げた人間ドラマ。「パリ、テキサス」が好きな作品なので期待して見た。
興味深く見ることは出来たが‥さすがに「パリ、テキサス」を越える感動は得られなかった。
![]() | アメリカ、家族のいる風景 (2006/08/25) サム・シェパード、ジェシカ・ラング 他 商品詳細を見る |
「アメリカ、家族のいる風景」(2005米)

ジャンル人間ドラマ
(あらすじ)
かつて西部劇のスターだったハワード。そんな彼も今や時代に取り残されすっかり落ちぶれていた。人生に空しさを感じつつ挑んだ新作の撮影だったが、彼はそれを途中で放り出す。そして、30年ぶりに生まれ故郷を訪れ、年老いた母との再会に暫しの安らぎを覚えるのだった。しかし、寂しさから酒とギャンブルに走り警察の厄介になってしまう。そんな彼に母は20年前の”ある出来事”を語る。お前の子供を身ごもった女性から電話があった‥と。ハワードはその女性と子供に会うためモンタナ州の小さな田舎町へと向かった。
(レビュー)
孤独な老俳優が家族の絆を取り戻していくヒューマンドラマ。
監督・脚本は「パリ、テキサス」(1984西独仏)のコンビ、W・ヴェンダースとS・シャパード。「パリ、テキサス」はかなり好きな映画であるが、今作はその「パリ、テキサス」と大変似た設定となっている。しかし、違う点もある。おそらく彼らが敢えて似た設定で本作に挑んだ意義はそこにあるのだろう。
相違点の一つ目は主人公の子供達の年齢である。「パリ、テキサス」ではまだ幼児だったのに対し、本作では男の子と女の子の2人に増えており、しかも思春期に設定されている。年齢を考えると「パリ、テキサス」の後日談という捉え方も可能だ。
もう一つは、「パリ、テキサス」が妻との関係に主眼が置かれていたのに対し、今回は子供達との関係に重点を置いていることである。この年齢になってくると自我に目覚め親離れをしたくなる頃である。突然現れた父にどう接したらいいのか?彼等は葛藤する。
そこで面白いと思ったのは、娘と息子で父に対する接し方を完全に裏返しにしている点である。
娘はハワードに父を求めるが、息子はハワードを毛嫌いし存在自体を認めようとしない。ハワードは彼らをどう扱っていいか分からない。父としての葛藤も生まれる。
子供たちの葛藤と父の葛藤の交錯によって、このドラマは振幅を増していく。親子関係について少し考えさせるようなドラマだ。
ただ、考えてみればこれだけ好き放題してきた男が今更子供達にどの面下げて会えるのか?という不信感は残る。余りにも虫が良すぎるだろう‥という突っ込みを入れたくなった。
これは想像だが、おそらくヴェンダースとシェパードは「パリ、テキサス」で叶わなかった家族の絆の縫合をするためにこの作品を作ったのではないかと思う。このエンディングにはその思いが込められているような気がしてならない。ただ、俺にはそれが余りにも安直でご都合主義な物に写ってしまった。
懐かしい俳優が出演しているのが嬉しかった。エヴァ・マリー・セイントがハワードの母親役で出演している。長らく映画界から遠ざかっていた女優であるが、その間テレビで地道に活躍していたようである。ジョージ・ケネディも映画監督役で少しだけ顔を出している。まだ達者で生きていたか‥と思うと感慨深い。


殿堂級
傑作
今一つ
ダメダメ











