映画ありのまま

初めましてorこんにちは。
わりと気ままに映画の感想を(妄想を交えて!)書き綴っています。ぜひ楽しんでってください〜(´ー`)ノ 
(2008.4.15連絡事項)
少しずつですが記事が増えてきたので、50音字で検索出来るように プラグインを設置しました。
とはいっても、まだまだショボイですが‥。ぜひご利用ください。

ポロック 2人だけのアトリエ

2008.05.14(03:56)
伝記映画は、よほどその人物が波乱万丈の人生を歩んだとかじゃない限り、見ていてつまらないものになってしまうのだが、これは中々。
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(2004/04/28)
エド・ハリス、マーシャ・ゲイ・ハーデン 他

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「ポロック 2人だけのアトリエ」(2000米)星3
ジャンル人間ドラマ・ジャンルロマンス
(あらすじ)
 1941年のニューヨーク。新進画家ジャクソン・ポロックは、弟夫婦のアパートに住みながら売れない抽象絵画を描いていた。ある日、彼の絵に惹かれた女性画家リーが訪ねてくる。アルコール依存と精神不安定症に苦しむポロックは、彼女と愛を育むことによって徐々に立ち直っていく。その後、リーの働きかけで彼の絵はニューヨークのパトロンの目に止まる。静かな田舎町にアトリエを構えた2人は幸せな暮らしを送るようになるが‥。

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(レビュー)
 実在の天才画家ジャクソン・ポロックの半生を綴った人間ドラマ。

 監督・主演は名優E・ハリス。10年の構想を経て本作の映画化を実現したそうである。その熱意は彼の演技から存分に伝わってきた。特に、晩年の豹変振りには驚かされた。ここまで体重を増やすとは‥。デ・ニーロも真っ青のカメレオン振りである。

 抽象絵画は正直よく分からない。おそらく、見る人夫々が自分の感性でその作品世界を堪能すればそれで良い事と思う。ポロックの作品はかなり独特なもので、俺には今ひとつピンと来るものが無かった。ただ、時代が時代だけに、当時としては斬新だったのだろう。

 ドラマについては面白く見れた。天才として世間にもてはやされた男の顛末は、予想通り悲劇的なものであるが中々ドラマチックで面白い。
 彼はアルコール依存と精神不安定で長い間家族から疎まれてきた。であるがゆえに、家庭の温もりに憧れる。しかし、リーは彼に「夫」であることよりも「芸術家」であることを求める。実に不幸な関係としか言いようが無い。
 芸術家が孤独であることは過去を見ても分かる。ベートーベンしかり、ゴッホしかり。例外は無い。

 ただ、この映画で一つだけ残念に思う点がある。
 それは、晩年のリーの心中に迫る描写が極めて底が浅い点である。彼女自身、自分の採った選択に後悔していたことは間違いないだろうが、その心中をもう少しフォローしてくれれば、この結末は更にドラマチックな効果を生んでいたかもしれない。どうにも片手落ちという気がしてしまった。

 余談だが、エンディングロールに流れるトム・ウェイツのテーマソングが心に染みる。彼の歌はそれ単体で聞いてもあまり感動しないのだが、映像と合わさるとこの上なく心に響いてくるから不思議だ。
 例えば、「スモーク」(1995米日)のクライマックスシーンも大好きである。トム・ウェイツの歌でかなり泣かされてしまった口だ。

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