映画ありのまま

初めましてorこんにちは。
わりと気ままに映画の感想を(妄想を交えて!)書き綴っています。ぜひ楽しんでってください〜(´ー`)ノ 
(2008.4.15連絡事項)
少しずつですが記事が増えてきたので、50音字で検索出来るように プラグインを設置しました。
とはいっても、まだまだショボイですが‥。ぜひご利用ください。

歌え!ロレッタ愛のために

2008.05.17(13:27)
S・スペイセクの演技が光る。吹き替えなしで歌も披露!
歌え!ロレッタ愛のために歌え!ロレッタ愛のために
(2004/05/26)
シシー・スペイセク

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「歌え!ロレッタ愛のために」(1980米)星3
ジャンル人間ドラマ・ジャンル音楽
(あらすじ)
 テキサスの炭鉱村。ロレッタは13歳の時に軍隊上がりの青年ドゥーと恋に落ちる。両親の反対を押し切って二人は結婚。しかし、新婚初夜から二人は衝突する。その後、ドゥーの奔放な女遊びが発覚。勤めていた炭鉱夫を辞めて彼は村を出て行ってしまった。残されたロレッタのお腹には彼の子供がいた。それを知ったドゥーはロレッタをワシントンの農場に呼び寄せる。6年後----ロレッタは4人の子供達に囲まれながら慎ましくも幸せな暮らしを送っていた。彼女は子供達に歌をよく聞かせていた。その歌声はドゥーも好きだった。彼の勧めでロレッタはクラブ歌手としてデビューすることになる。

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(レビュー)
 実在の歌手ロレッタ・リンの波乱に満ちた人生を描いた伝記映画。

 S・スペイセクが吹き替えなしでロレッタ役を演じている。無垢な少女時代から栄光を手にする後年時代まで、幅広い年代を演じこの作品でアカデミー賞主演女優賞を取っている。意外に歌が上手いので驚いた。
 ドゥー役はまだ若かりし頃のトミー・L・ジョーンズ。現在日本でも放送されている某CMのせいで、どうしても違和感をおぼえてしまうのだが‥。

 物語はいわゆるサクセス物の王道を行く。
 ロレッタはトントン拍子でスター街道を駆け上がる。しかし、頂点に登り詰めた時、彼女の中で葛藤が生じる。サクセス物、とりわけショウビズを舞台にした映画ではよくある葛藤なのだが、これはスターに課された宿命みたいなものだ。そこを乗り越えることで人間的にもエンターテイナーとしても更に大きく成長することができるのだが、果たして彼女にそれを乗り越えることが出来るのか‥といったところが本作の最大の見所となる。

 もっとも、この葛藤劇それ自体、それほど深刻に描かれているわけではない。作品全体について言える事なのだが、展開は形骸的で、ともすれば楽観的過ぎるきらいがある。プロポーズのシーンやラジオ局を回るシーン等。確かに場面場面では楽しく見れるのだが、その反面それらのエピソードが集約されるべきクライマックスシーンは力強さを失っている。
 この辺りはやむなしといった所かもしれない。

 元々、人間の半生を2時間という枠にコンパクトに収めること自体、ドラマの力点を余程明確にしなければ散漫になってしまうからである。
 例えば本作で言えば、苦悩する後年とか、ドゥーとの関係性に置とか。そうすることで作品のテーマは明確になり、クライマックスもよりドラマチックになっていたかもしれない。
 実在の人物を劇映画にする必要性ということを考えた時、それはやはりドキュメンタリー映画では表現できない物を撮るということになると思う。単に半生の説明に終始してしまう伝記映画もあるが、逆に演出過多になるとウソっぽく見えてしまうし、この辺りのさじ加減は実に難しい。

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