映画ありのまま

こんにちはorはじめまして、ありのと申します。 ここは見た映画について気ままにレビューを垂れ流すブログです。

リメンバー・ミー

2018.04.02(00:46)
ファンタジックな死者の国の景観は必見!
pict342.jpg
「リメンバー・ミー」(2017米)star4.gif
ジャンルアニメ・ジャンルファンタジー・ジャンル人間ドラマ・ジャンルコメディ
(あらすじ)
 少年ミゲルはミュージシャンを夢見ていた。しかし、家族は代々靴職人で過去の先祖の行いが原因で音楽を全面的に禁止されていた。人々が先祖の魂を迎える“死者の日”、ミゲルは家族の反対を押し切って音楽コンテストに出場しようとする。そこで彼は憧れのスター、エルネスト・デラクルスの墓に飾られていたギターを手にしたことから死者の国に迷い込んでしまう。

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(レビュー)
 ミュージシャンを夢みる少年が死者の国を舞台に様々な冒険を繰り広げるピクサー製作のファンタジー・アニメ。

 家族の理解を得られないまま夢を追い求めるミゲルの葛藤は、立志のドラマとしては取り立てて珍しいわけではないが、後半の展開がサスペンスフルに盛り上げられていて中々楽しめる。

 ラストも泣かせる。実は、本作は途中までは少年が夢を追い求めるドラマとして組み立てられているが、後半から家族の絆の再生を描くドラマに変わっていく。特に、”ある秘密”が明かされて以降の流れが素晴らしく、終盤に至っては図らずも目頭が熱くなってしまった。正直、想像通りの結末ではあるのだが、演出の上手さもあろう。分かっていても泣かされてしまう。

 原案・監督はリー・アンクリッチ。思えば、彼が監督・脚本を務めた「トイ・ストーリー3」(2010米)も、同様に”分かっていて”も”泣かされる”映画だった。全てはクオリティの高い映像、ここぞとばかりに盛り上げる演出の妙である。
 彼はこれまでにも名だたる傑作を監督してきている。「モンスターズ・インク」(2001米)、「ファインディング・ニモ」(2003米)、そして「トイストーリー3」。この経歴を見れば、まさにピクサーにおける”要”になっていると言っても過言ではない。今後の活躍に期待大である。

 映像もピクサーだけあって見事である。特に、緻密に表現された”死者の国”の風景が素晴らしかった。死者の国と言うと、暗く陰鬱なイメージを持ってしまうが、それとは逆に余りにもきらびやかで圧倒されてしまう。
 また、死者の国の住人達は皆、骸骨の姿をしていて、そのコミカルな動きも終始楽しかった。

 それにしても、先日観た「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」(2016米)もそうだが、先祖を敬う思想は万国共通であることが実感される。「KUBO」は古い日本が舞台だったが、製作したのはアメリカのLAIKAである。
 そして、本作の物語の舞台はメキシコである。

 向こうには死者を敬う記念日があって、それが今回の”死者の日”である。”死者の日”は日本の”お盆”とよく似ている。あの世に旅立った故人の魂がその日だけ帰ってくると言われ、人々はその土地に伝わる儀式を執り行ってその魂を迎え入れる。死生の境界を跨いだこの行事は、我々日本人にとって、とても親近感が持てるのものである。自分などは、きらびやかな世界観に驚きを感じつつも、どこか安堵感を覚えてしまった。特に、現世と死者の国を結ぶマリーゴールドで埋め尽くされた大きな橋が印象に残った。実に神秘的で美しい。

 もっとも日本と違って、メキシコでは町中が盛大にお祭り騒ぎになるらしいが…。同じ祝祭と言っても、日本の盆踊りに比べて陽気なのは流石はラテンの国なのかもしれない。

 本作でちょっと勿体ないと思ったことは、家族全員がミゲルの夢を封じ込めようとする理由である。如何に家族の絆が固いメキシコの国民性とはいえ、過去の因縁を絶対的な家訓のように何世代も引きずるだろうか?はっきり言うと、ここに説得力を持てないと、以降のドラマに入り込むのは難しいように思う。せめて家族の中にミゲルの夢を応援しようという人間が一人でもいれば、ここの説得力はまた違ってきたように思う。

 また、あれだけ厳しく音楽を禁じていた家族が終盤で簡単にそれを許してしまうのも解せない。余りにもあっけなく強引である。

 尚、同時上映は「アナと雪の女王」(2013米)の続編「アナと雪の女王/家族の思い出」(2017米)である。こちらは短編というには若干長い22分という上映時間である。お馴染みのキャラクターが楽しいミュージカルを繰り広げるクリスマス作品で、ファンなら安心して楽しめるだろう。

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