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映画ありのまま

こんにちはorはじめまして、ありのと申します。 ここは見た映画について気ままにレビューを垂れ流すブログです。

カメラを止めるな!

2018.09.15(01:28)
前半のゾンビ映画に騙されるな!
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「カメラを止めるな!」(2018米)star4.gif
ジャンルコメディ・ジャンルホラー・ジャンル人間ドラマ
(あらすじ)
 とある映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。それは37分ワンカットで撮影するテレビ局製作の番組だった。撮影は順調に行くかに思えたが、スタッフは様々なトラブルに巻き込まれ…。

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(レビュー)
 ゾンビ映画の撮影隊に起こる悲喜こもごもを笑いとペーソスで綴ったヒューマン・コメディ。

 取っ掛かりはゾンビ映画であるが、途中からまったく別の映画になっていく所が面白い。
 最初はメイキングを見せられているのか?リハーサルを見せられているのか?と思ったが、そうではなかった。中盤で意外な展開に入り、そこから撮影隊の人間模様のドラマが浮上してくる。この構成が見事で、いい意味で裏切られた。

 そして、中盤から前半のゾンビ映画に関する謎が解き明かされていくようになる。前半の謎と思われた伏線が次々と回収され、更にことごとく笑いに繋がっているのが上手い。この笑いがあることで、この映画は終始楽しく観れる作品になっている。

 本作は、映画監督や俳優の養成学校ENBUゼミナールが製作したインディペンデント作品である。
 監督・脚本・編集をこなす上田慎一郎は、これまでは余り知られていない新人監督で、キャスト陣もほぼ無名で占められている。ENBUゼミナールでは、昨今世界的に注目を集めている濱口竜介監督の「親密さ」(2012日)も製作されており、普通の商業ベースでは中々乗らない野心的で実験的な映画を多く輩出している。

 今回の「カメラを止めるな!」も当初は都内でたった2館のみの上映だった。それが口コミで評判を呼び、あれよあれよと言う間に拡大公開され、今や全国に一大旋風を巻き起こしている。こういうヒッをする作品は中々珍しいと思う。最近では「この世界の片隅に」(2016日)「桐島、部活やめるってよ」(2012日)くらいであろうか。どちらもSNSの評判がヒットに繋がっている。言ってしまえばマイナーな映画であるこれらが、SNSというツールによって世間に注目されるのはいかにも現代的で面白いと思う。
 いずれにせよ今後もENBUゼミナール製作の映画は要注目という感じがした。

 映画の内容については、これ以上ネタバレしてしまうと面白さが半減してしまうと思うので詳しくは書かない。
 ただ、スラップスティックな笑い、映画賛歌的な熱いドラマ、ハートフルな家族のドラマと、サービス精神がタップリ詰まった一級のエンタテインメント作品になっていることは確かである。これだけ大勢の観客の満足度が高いというのが何よりの証拠だろう。

 個人的には、三谷幸喜が自らの舞台を映画化した「ラヂオの時間」(1997日)を思い出した。あれに似たドタバタ喜劇感が本作にもある。この「カメラを止めるな!」は元々は舞台劇を原案としており(原案者と製作サイドに著作権上の問題が起こっている)、そうした意味でも両作品の成り立ちには通じるものがあると思う。

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