映画ありのまま
初めましてorこんにちは。
わりと気ままに映画の感想を(妄想を交えて!)書き綴っています。ぜひ楽しんでってください〜(´ー`)ノ
(2008.4.15連絡事項)
少しずつですが記事が増えてきたので、50音字で検索出来るように プラグインを設置しました。
とはいっても、まだまだショボイですが‥。ぜひご利用ください。
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やわらかい手
2008.02.04(18:57)
評判になっている映画「やわらかい手」を見に、久しぶりに渋谷のル・シネマに行った。確かに評判どおり。面白かったです。ところで、ル・シネマっておば様達が多くていつも肩身の狭い思いをするんですが、それって俺だけ?

「やわらかい手」(2007ベルギー英独仏)

ジャンル人間ドラマ・ジャンルコメディ
(あらすじ)
ロンドン郊外に住む初老の未亡人マギーは、難病の孫を抱えていた。医者からオーストラリアで手術することを提案される。本人の体力のことを考えると猶予は6週間しかない。それまでに渡航費用を捻出しなければならない。息子夫婦だけの稼ぎでは到底足りない。そこでマギーは風俗店でアルバイトを始める。彼女の黄金の手は壁の穴から出された男達を次々と昇天させていく。これが評判を呼び彼女はたちまち人気者になっていく。
(レビュー)
ごく平凡な老主婦の再生のドラマとして見た場合、プロット自体はいたってオーソドックスなものだが、”再生のきっかけ”がユニークで面白い。男だったらおよそ想像したくは無いだろうが、老女のセックスの武器はその”ゴッドハンド”にあった。さぞ極上であろう彼女の手の感触は、この荒んだ現代社会における”癒し”?男達は彼女に慰めてもらうため続々と押し寄せる。この構図が何ともシニカルで可笑しい。
映画は基本的にオフビートな笑いを狙っているが、マギーの葛藤を描いたシリアスな側面も持っている。彼女は「孫を救うため」という大義名分を翳してこの仕事にのめり込んでいくようになるが、どこかで罪の意識も感じつつ、その一方で喜びを覚えていくようになる。そこに自分を必要としてくれる場所があるからだ。物語に底流するこの内的葛藤は、今作を真摯な人間ドラマとして成立させている。
その葛藤の果てで見出すのが、店のオーナー、ミキとの交流だ。マギーが店を立ち去ろうとしたシーンにはしみじみとさせられた。それまで恋愛感情を一切口に出さなかったミキの吐露が、マギーの「追いかけてきて」という感情に見事にマッチングし極上のロマンス・シーンに仕上がっている。
マギー役を演じたのはマリアンヌ・フェイスフル。彼女のフィルモグラフィーを見ると、途中に長いブランクがあることが分かる。ミック・ジャガーとの恋愛、ドラッグ、アルコール中毒、乳がんの経験‥実に波乱に満ちた人生を歩んできたらしい。そうした経験が人生の縁に立つこのキャラクターに見事に反映されている。酸いも甘いもかみ分けた熟した味わいだ。
一方、ミキ役はE・クストリッツァ作品などで知られるミキ・マノイロヴィッチが演じている。憎めない一面を時折覗かせ、こちらも中々の好演。

殿堂級
まあまあ
今一つ
ダメダメ











