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映画ありのまま

こんにちはorはじめまして、ありのと申します。 ここは見た映画について気ままにレビューを垂れ流すブログです。

獣は月夜に夢を見る

2019.11.24(12:06)
北欧伝承をベースに敷いた怪奇ロマンス。

「獣は月夜に夢を見る」(2014デンマーク仏)星3
ジャンルサスペンス・ジャンルホラー・ジャンルロマンス
(あらすじ)
 海岸沿いの小さな村。少女マリーは、車椅子の母と雑貨屋で働く父と三人で暮らしていた。近くの魚工場で働き始めると、同僚の青年ダニエルに淡い恋心を抱く。するとマリーの身体に不可解な変化が起こり始める。それは母の病気と関係しており…。

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(レビュー)
 呪われた血筋に苦悩する少女の葛藤をシリアスに描いたサスペンス・ホラー。

 大変地味な作りであるが、マリーの身に起こる変化と不安、ダニエルに対する恋心を丁寧を綴っており中々の緊迫感を持った作品となっている。

 ただし、マリーはこの年になるまで母の秘密をまったく知らなかった。父が何かを隠しているのは明らかであり、周囲の村人たちも母のことを何かを知っているようだった。10数年生きてきて、果たしてこんなことがあるのだろうか?閉塞感に包まれた小さな村で、普通であれば母の噂の一つや二つが流れてもおかしくないだろうに…と思った。

 全体的に北欧伝承を元にした御伽噺のような寓話なので、そのあたりを鑑みればある程度は割り切れるのだが、長年、車椅子の母の傍について世話をしてきたマリーの無知は物語のリアリティを若干崩しているような気がした。

 映画は前半は淡々とした展開で進む。母の病気の秘密を解き明かすミステリーを基調にした作りは手堅い。

 物語は中盤以降から本格的に動き出す。マリーのダニエルに対する恋心は成就するのか?母と同じように村人から迫害される彼女の運命や如何に?といったところが見所となる。

 監督はこれが長編初演出となる新人ということである。90分足らずのランニングタイムにまとめ上げた手腕は中々のものである。基本的にはセリフに頼らず映像で語る作家という感じがした。
 元々は美術スタッフの出身らしく、ラース・V・トリアーの「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(2000デンマーク)にも参加していたという経歴を持っている。それだけに画作りに関しては独特の才能を持っており、特に映画の舞台となる閑散とした港町の風景などは一種異様な雰囲気を醸し出していて印象に残った。
 ただ、前半はドラマに余り動きがないので、若干起伏に乏しいのは残念だった。

 キャストでは、デンマークの至宝マッツ・ミケルセンの兄ラース・ミケルセンが良い味を出していた。

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