映画ありのまま
初めましてorこんにちは。
わりと気ままに映画の感想を(妄想を交えて!)書き綴っています。ぜひ楽しんでってください〜(´ー`)ノ
(2008.4.15連絡事項)
少しずつですが記事が増えてきたので、50音字で検索出来るように プラグインを設置しました。
とはいっても、まだまだショボイですが‥。ぜひご利用ください。
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袋小路
2008.06.29(03:26)
人間は孤独である。それをビジュアル上に焼き付けたラストショットが印象深い。この作品もそうだが、ポランスキー初期時代の映画はいずれも苦々しい鑑賞感を残す。
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「袋小路」(1965英)

ジャンルサスペンス
(あらすじ)
強盗犯のディッキーは瀕死の相棒を乗せて車を走らせていた。辿り付いたのは海辺の古城。そこには年の離れた夫婦が住んでいた。若妻テレサは中年夫ジョージをよそに、城を訪れる青年と情事を重ねるような奔放な娘だった。ディッキーの出現に戸惑うが、なぜか彼のペースに乗せられてしまう。一方のジョージは嫉妬心を募らせるばかり。朝を待つことなく相棒は息を引き取ってしまった。ディッキーはボスに連絡して迎えに来てもらおうとするが‥。
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(レビュー)
倦怠期の夫婦とそこに潜り込んだ犯罪者の一夜をサスペンスフルに綴ったブラックな作品。
監督は鬼才R・ポランスキー。テーマは不毛の愛といったところか。
ドラマは至極単純。ややご都合主義な面もあるが、この映画の面白さはそれだけで語られるべきものではない。基本的にはシリアスなドラマだが、独特のアイロニカルなユーモアを随所に見ることができて面白い。
テレサに女装させられ悦ぶジョージや、犯罪者でありながらどこか人の良さを垣間見せるディッキー。一筋縄ではいかない人物達が、何かしでかしそうな、そんな不穏な空気に包まれている。また、中盤で登場するセレブなカップルも、今ひとつ判然としない不気味な関係性を見せ気にかかる存在だ。
生きていく上でのタテマエ。それを強引に剥がしつつ、彼らに虚栄、羞恥、孤独、残酷さといった欲望を赤裸々に語らせるところは、流石はポランスキーといった感じだ。見ていて決して気持ちの良いものではないが、そこには彼なりのペシミスティックな人生観がはっきりと見て取れれる。
ただ、同じポランスキー作品で言えば「反撥」(1964英)や「水の中のナイフ」(1962ポーランド)といった過去作の方が、神経症的カッティングという特異な演出面では切れがあるように思えた。先に見たインパクトということもあるかもしれないが、極限状態における人物の心理、切羽詰った状況における人間の狂った言動は、本作の場合幾分弛緩する。特に、中盤の”ごっこ遊び”がいただけなかった。
この映画のもう一つの魅力は舞台となる古城のロケーションにある。夜になると潮が満ち文字通り”陸の孤島”と化すこのファンタジックな状況設定。ラスト・ショットの意味と共に、このドラマを見事に印象付ける舞台である。


殿堂級
まあまあ
今一つ
ダメダメ











