映画ありのまま

初めましてorこんにちは。
わりと気ままに映画の感想を(妄想を交えて!)書き綴っています。ぜひ楽しんでってください〜(´ー`)ノ 
(2008.4.15連絡事項)
少しずつですが記事が増えてきたので、50音字で検索出来るように プラグインを設置しました。
とはいっても、まだまだショボイですが‥。ぜひご利用ください。

記憶の棘

2008.07.11(22:12)
N・キッドマンの美しさだけでも一見の価値あり。
記憶の棘 オリジナル・バージョン記憶の棘 オリジナル・バージョン
(2007/03/23)
ニコール・キッドマン

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「記憶の棘」(2004米)星3
ジャンルロマンス・ジャンルサスペンス
(あらすじ)
 10年前に夫ショーンを亡くしたアナは再婚を控えていた。ある日、見知らぬ少年に「僕は死んだショーンの生まれ変わりだ」と告白される。翌日、アナの元に少年ショーンから「結婚しないで」という手紙が届いた。さすがに気味が悪くなったアナは再婚相手のジョゼフに相談する。ジョゼフが少年ショーンを問い詰めると、彼はアナにしか分からない秘密の過去を色々と喋り出すのだった。アナは次第に彼のことをショーンの生まれ変わりだと信じていくようになる。

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(レビュー)
 男女の切ないロマンスを輪廻転生というファンタジーで切り込んだサスペンス作品。

 主演のN・キッドマンがベリーショートでアナ役を演じているのだが、これが実に美しい。彼女のファンならまず間違いなく”儲けもん”的な映画ではないだろうか。しかも、この映画は俳優のクローズアップがやたらと多いので、その点でも満足がいくと思う。

 この監督はミュージックビデオ出身の新進気鋭らしいが、少しひねた撮り方をしている。フェイスアングルの多用で粘着的に俳優の表情を追うかと思えば、時々場面転換の合間にドラマを忍ばせるような省略の仕方をする。悪く言えば、やや乱暴な作りだ。単に編集による切り詰めなのか、あるいは敢えてそうしているのか分からないが、その省略が説明不足、観客に対する不親切と捉えられなくもない。確かに、アナの心理変化に少し唐突な感じを受けてしまう部分があった。

 例えば、後半のバスルームシーン。このシーンから、アナは自分が異常なのではないか?という自己崩壊に陥っていくようになる。彼女は裸のショーン少年を見て”ある確信”を持ったはずである。しかし、その確信はここでは具体化されず、映画の結末の後になってようやく想像できるものでしかない。
 このように省略された部分に色々と想像を働かせなければならず、その作業が多少厄介であることは確かだ。

 ただ一方で、想像を働かせるうちに、その先に何とも言えぬ叙情性が沸き起こってくるのも確かで、この映画の醍醐味は正にそこなのだろうと思う。
 単に少年ショーンの正体は?という表面上のサスペンスだけを求めてしまうと肩透かしを食らってしまう。サスペンスに絡めながら次第に明らかにされていく過去の悲恋をじんわりと味わいたい‥そんな映画だ。

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