「パスワード:家(h0us3)」(2018スペイン)
ジャンルサスペンス
(あらすじ) 大学時代の情報処理グループのメンバーが、それぞれの恋人たちを交えて夕食会を催すために久々に集まった。メンバーの一人ラファが、今インターネットで最も秘密だとされるファイルを開くことに成功したと告白する。その中にあった拡張現実のアプリを起動してみると、そこには驚くべき”現実”が映っていた。
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(レビュー) WikiLeaksからダウンロードしたファイルの中に謎めいた拡張現実アプリに隠されていた…という都市伝説みたいな話である。その手の陰謀論や最先端テクノロジーが好きな人なら興味深く観れるのではないだろうか。かく言う自分も、このアプリに現実味があるかどうかは置いておき、中々面白いギミックだと思った。
映画前半はラファを中心としたメンバー間のIT関連の話がダラダラと続き、正直あまり面白くはない。しかも、ここでの会話が後の伏線となっているかと思いきや、そういうわけでもない。登場人物の紹介という意味においても、もっとスマートな脚本を望みたい所である。件のアプリが話題に上がるのは中盤からで、ここからいよいよ本題に入っていく。
このアプリがどのような代物かはネタバレになってしまうので、敢えて伏せておく。ただ一つ言えることは、意外にもSF的な要素を含んだ話になっていく…ということだ。意外性を突いた展開で中々に面白い。
特に、このアプリのシステムを解明する試行錯誤の過程には興奮させられた。更に、コトは世界滅亡の危機にまでスケールアップしていき、当初の予想を上回る展開が用意されており上手く盛り上げられていると思った。
しかして、どういうオチが待っているのかと思いきや、これも一筋縄ではいかない。ここはラファが言っていたことが真実なのかどうかで解釈が分かれるような気がする。
自分はラファは途中までは本当のことを言っていたが、最後は嘘をついたのではないか…と睨んでいるのだが…。
監督、脚本は本作が長編デビュー作となる新鋭らしい。
低予算のインディペンデント作品ということで、会話劇主体の密室劇になっている。正にアイディア勝負の作品と言うことが出来よう。限られた条件下で中々健闘していると思った。
ただ、先述したように前半の水っぽさや、俳優陣の演技、映像的な工夫については物足りなさを感じてしまう。IMdbでフィルモグラフィーを見る限り、本作以降の作品はまだないようである。
スペインからのご挨拶。
この映画の監督です。 h0us3
私の日本語の間違いで申し訳ありません、私はGoogleの翻訳者を使用しています.
ウィキリークスのファイルは本物であり、まだ誰もそれらを開くことができていません.
それは、量子コンピューターによってすぐに変わるでしょう。
私たちの謙虚な映画を見てくれて、そしてそれについてとても良いレビューをしてくれてありがとう。
楽しんで読んでいただき光栄です。
よろしくお願いします。
Manolo
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