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ジェーン・ドゥの解剖

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「ジェーン・ドゥの解剖」(2016米)星3
ジャンルホラー
(あらすじ)
 身元不明の女性の死体が、検死官のトミーと息子のオースティンのもとに運ばれてきた。ジェーン・ドゥと名付けられたその死体は外傷が全く見られなかったが、解剖を進めてみると次々と不可解な事実が明らかになっていく。死因が一向に突き止められないまま、彼らは恐怖の一夜を送ることになる。

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(レビュー)
 謎の死体を巡って繰り広げられるホラー作品。

 死体解剖の様子をダイレクトに見せるので、グロ耐性がない人にはきついかもしれない。塚本晋也監督の「ヴィタール」(2004日)という人体解剖をモティーフにした作品があったが、当時過激な描写を持ち味としていた若い塚本監督にしては、かなりマイルドな仕上がりで、個人的にはやや物足りなさを覚えたが、本作はそれよりも露骨な描写が入っている。

 物語は、ジェーン・ドゥの正体を突き止めていくミステリー仕立てで進行する。死体から次々と発見される謎めいたシグナルを一つ一つ解き明かしていく所にミステリとしての面白さが感じられた。とはいうものの、自分は序盤である程度、想像がついてしまい今一つ食い足りなかったが、それでも演出や描写にエッジが効いているので興味深く観れる。

 監督は「トロール・ハンター」(2010ノルウェー)のアンドレ・ウーヴレダル。「トロール・ハンター」はいわゆるフェイク・ドキュメンタリー・スタイルの作品で、当時はこうした作りの作品が流行っていた頃だった。「クローバーフィールド/HAKAISHA」(2008米)などもこのスタイルに入る作品だろう。その監督が、今回は正統派なホラー・スタイルを貫いている。

 全体的にそつなく演出されていて、中々上手い監督だと思った。中でも、ラジオから流れる歌や死体の足につけられた鈴の音など、音の演出が秀逸である。
 また、鏡に映る人影やドアの穴から見える不気味な顔といったショック演出も冴えわたっていた。

 個人的には、抑制を利かせながら展開される謎解きの前半に惹かれたが、アクション性が増していく後半も中々に面白く観れた。
 ラストの幕引きもホラー映画としては常套であるが上手くまとまっていたと思う。
[ 2022/10/13 00:09 ] ジャンルホラー | TB(0) | CM(0)

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