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ライフ・アフター・ベス

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「ライフ・アフター・ベス」(2014米)星3
ジャンルホラー・ジャンルロマンス・ジャンルコメディ
(あらすじ)
 恋人のベスを事故で失ったザックは悲しみの真っ只中にいた。ところが、死んだはずのベスが墓地から這い出し家に帰ってくる。もう二度と離さないと誓うザックだったが、次第にゾンビとして化していくベスに戸惑いを隠せず…。


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(レビュー)
 以前観た作品で「ウォーム・ボディーズ」(2013米)という映画があったが、あれに近い物語である。どちらも一風変わった設定のロマコメとして面白く観れるが、こちらはいささかペーソスに重きを置いた作りになっていて、そこが鑑賞感を味わい深いものにしている。

 前半は、ゾンビになったベスとその家族を交えながら、ザックの恋の奮闘がコメディライクに描かれている。ベス自身が自分がゾンビだということに気付いていないのがミソで、それを隠そうとするザックと家族の奮闘が面白おかしく描かれている。

 ただ、正直前半は今一つ面白く観れなかった。ザックたちの奮闘も空回り気味で笑えるまでに至っていない上に、この手のアイディアはこれまでにも出尽くしてしまっているので、余程大仰に演出するか、更に何か新しいアイディアを盛り込むなどしないと間が持たないと思う。

 後半に入ってくると若干シリアス色が強くなってきて、個人的にはここから面白く観れるようになった。いわゆるよくあるゾンビ・サバイバル物になっていくのだが、ただここでも映画はあくまでザックとベスの関係に注視し、人間とゾンビの禁断の愛という、ある種メロドラマ的な切なさを提示し続ける。風呂敷を広げたくなる場面だが、敢えてミニマルな作りに徹しており、そこがかえって作品のテーマを堅牢にし愛すべき小品にしている。
 次第に人間らしい心を失っていくベスに残された最後の言葉がザックとの約束の言葉だった…という所に切なくさせられた。

 演出はユーモアを前面に出しつつも、基本的にはオフビートに処理しており、そのあたりのさじ加減も良い。
 例えば、冷蔵庫を背負った終盤のベスの姿は笑いを誘う。本来であればここはいくらでも感動的にすることが可能だと思うのだが、そこにこのような”ふざけた”演出を施すセンスがたまらない。

 難はラストの処理だろうか。本当にこれでいいのか?という感想を持ってしまった。

 キャストでは、ザックを演じたデイン・ディハーンの頭髪が益々後退しておりちょっと心配になってしまった。
 また、ベスの恋敵になるもう一人のヒロインをアナ・ケンドリックが演じている。登場場面がそれほど多くないので、少し勿体なく感じた。彼女が存在感を出していれば、前半をもっと面白くすることが出来たかもしれない。
[ 2022/11/10 00:26 ] ジャンルホラー | TB(0) | CM(0)

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