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悪魔の毒々モンスター

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「悪魔の毒々モンスター」(1984米)star4.gif
ジャンルホラー・ジャンルコメディ
(あらすじ)
 トレーニングジムで働くいじめられっ子のメルヴィンは、不良グループに騙されて有毒廃棄物が入ったドラム缶に飛び込んでしまう。化学反応によって体はみるみるうちに変異し醜悪な”毒々モンスター”へと変身を遂げてしまう。

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(レビュー)
 B級映画専門の製作会社トロマ・エンターテインメントを一躍世に広めたホラーコメディ。本作は一部でカルト的な人気を博し、その後シリーズ化もされた。

 くだらない、チープと一蹴することもできるが、余りのバカバカしさにある種の愛着も覚えてしまう迷作である。

 ストーリーは非常にストレートながら、コメディ要素を多分に盛り込んだ内容は悪くない。ひ弱なメルヴィンがモンスター化することで、それまで自分をバカにしてきた連中をバッタバッタと殺していく様には妙なカタルシスも覚えた。

 更に、盲目の女性サラと育まれるロマンスも微笑ましく観れて◎。誰もが気味悪がる中、目の見えない彼女だけは毒々モンスターの醜悪な容姿に関係なく愛してくれる。中々ハートウォーミングに出来ていて良い。

 毒々モンスターのコミカルなキャラクター造形も秀逸で、困っている子供や老人の味方という、案外ヒロイックな姿勢に親近感を覚えてしまう。その代わり、悪人にはめっぽう厳しく、その殺し方も非常に残忍で、このギャップも魅力的と言える。

 演出は非常に軽妙でユーモアに満ちている。
 但し、容赦のないゴアシーンは好みの分かれるところかもしれない。ヴィヴィットな分、気色悪さよりも痛快さが勝っており、逆にこのあたりは好事家には賛否あるかもしれない。

 また、この手のB級映画にはお約束のお色気シーンも抜かりはなく、何だかんだと言って手堅く作られている。確かに無駄に長いと思えるシーンもあるが、そこはそれ。サービスシーンということで明らかに狙ってやっているのだろう。

 一方、本作にはアクションシーンもある。例えば、中盤のカーチェイスシーンは、B級映画とは思えぬ中々の迫力で痛快であった。また、終盤には戦車まで出撃するという大盤振る舞いで、観ているこちらのテンションも自然と上がってしまった。

 確かに、背景のモブの無駄におどけた演技など、内輪ウケ、悪ノリとも思える個所もあるにはあるが、楽しんで作っているということがよく伝わってくる。そこに何となく製作サイドの映画愛も感じられた。
[ 2023/01/17 00:56 ] ジャンルホラー | TB(0) | CM(0)

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