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悪魔の毒々モンスター東京へ行く

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「悪魔の毒々モンスター東京へ行く」(1988米)星3
ジャンルホラー・ジャンルコメディ
(あらすじ)
 平和が戻ったトロマヴィルの町で毒々モンスターは恋人と幸せに暮らしていた。そこに土地の強奪を目論むアポカリプス化学社の刺客が現れる。モンスターはこれを難なく返り討ちにするが、アポカリプス社は次なる策略を張り巡らしモンスターを東京へとおびき寄せよるのだった。

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(レビュー)
 カルト的人気作「悪魔の毒々モンスター」(1984米)の続編。

 今回はアメリカを抜け出してモンスターが日本で大暴れ…という内容である。日本に来る理由が、どうにも取ってつけたようで苦しいが、そこはそれ。自分にとっても馴染みのある日本が舞台ということで中々楽しめた。

 忍者や赤鬼&青鬼、歌舞伎役者の殺し屋、セーラー服を着た髭のオジサン、ちょんまげをしたサラリーマン等。明らかにおかしな日本の風景がたくさん出てきて、バカ映画然とした作りが楽しい。

 但し、日本を舞台にした中盤は楽しめるのだが、アメリカを舞台にした序盤は前作に比べるとテンポが悪く、正直退屈してしまった。

 ロケ地は浅草、銀座、築地、竹下通り、東京タワー、原宿といった、いわゆる観光ガイドに載っていそうな場所ばかりで、中には銭湯やパチンコ屋といった日本特有の光景も出てきてクスリとさせられる。低予算な作品なので、きっと撮影許可は撮っていないと思われる。明らかにゲリラ撮影にしか見えない。おそらく急いで撮って、急いで撤収。そんな感じだったのではないだろうか?
 その証拠に、路面が雨で濡れていた次のカットでは濡れてなかったというのはザラであり、短い撮影期間での”やっつけ”感が凄まじい。

 終盤は再びアメリカに戻ってアポカリプス社との戦いになる。前作もそうだったが、ここでのカーチェイスシーンは中々頑張っていると思った。

 キャストでは、関根勤が随所に出てきて活躍するほか、安岡力也が持ち前の強面でヤクザ役を妙演している。更に「デビルマン」等の生みの親・永井豪が佃煮屋のおやじとして登場してくるというサプライズ。キャスティング的にも中々楽しめた。
[ 2023/01/20 00:17 ] ジャンルホラー | TB(0) | CM(0)

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