映画ありのまま

初めましてorこんにちは。
わりと気ままに映画の感想を(妄想を交えて!)書き綴っています。ぜひ楽しんでってください〜(´ー`)ノ 
(2008.4.15連絡事項)
少しずつですが記事が増えてきたので、50音字で検索出来るように プラグインを設置しました。
とはいっても、まだまだショボイですが‥。ぜひご利用ください。

悪魔の手毬唄

2008.02.15(23:58)
市川崑監督が亡くなった。享年92歳。大往生だと思う。
ご冥福をお祈り致します。
改めて氏の作品を見てみると、とてもスタイリッシュな画を撮る監督だったんだなぁ‥と感心させられる。
今回は人気シリーズ「金田一耕助シリーズ」の第二段「悪魔の手毬唄」を紹介します。
悪魔の手毬唄悪魔の手毬唄
(2004/05/28)
石坂浩二、岸恵子 他

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「悪魔の手毬唄」(1977日)星4
ジャンルサスペンス
(あらすじ)
 昭和27年、岡山県鬼首村。磯川警部は20年前に起きた殺人事件を今でも追っていた。---当時、村には仁礼家と由良家という二大勢力が存在していた。恩田という詐欺師が村に現れて仁礼家が台頭するようになると、由良家は失墜した。その直後、亀の湯の主人源次郎が殺される。恩田はその晩姿をくらました。---磯川は私立探偵金田一耕助に調査の助けを依頼する。来て早々、金田一は村外れに住む放庵という男に代筆を頼まれる。相手は別れた妻宛てだったが、なんとその妻はすでに他界していた。金田一がそれに気付いた時、放庵は謎の失踪を遂げる。時を同じくして由良家の娘泰子が他殺体で発見される。彼女は源次郎の息子歌名雄の婚約者だった。しかし、歌名雄は密かに由良家の娘泰子と付き合っていた。
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(レビュー)
 「犬神家の一族」(1976日)に続いて製作された『金田一耕助シリーズ』第2段。

 金田一初登場となる前作は彼のキャラクター的な魅力を散りばながら推理劇の醍醐味を味わえる作品だった。映画の中味には稚拙な部分もあったが、当時としてはかなり衝撃的なビジュアルフックを持っていたし、大々的なメディアによる興業戦略はそれまでの日本映画界においては画期的なものだった。本作は前作に比べるとインパクトという点ではやや劣るし、金田一の存在自体もやや薄みである。しかし、事件の背景に存在する複雑な人間模様に重点を置いたストーリーは、人間ドラマ的な深みが感じられる。
 何といってもウェット感漂う幕引きが絶妙である。

 過去に縛られながら生き続ける女主人リカ。彼女の心中を察すると、この結末は実に泣かせる。そして、彼女を見守るようにしながら捜査に全身全霊をかける磯川警部も泣かせる。若山富三郎が良い。事件の真相はそれなりに容易に想像がつくのだが、逆にそれを知っていることで二人のやり取りに絶妙な味わいが生まれる。正に推理劇のエンタテインメントよりも、人間ドラマの趣を優先させた作りだ。そういう意味で、俺は前作よりも好きである。

 ところで、このシリーズには必ずと言っていいほどファニーなキャラクターが登場して息抜き場面を演出するのだが、これは案外バカに出来ないものである。立花主任はその最たるものだが、もう一人本作には強烈なキャラクターが登場する。無愛想なかみさんがそれだ。このキャラは数秒しか登場しないのだが、なんともユーモラスで突出した印象を残す。

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