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高校大パニック

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「高校大パニック」(1978日)星3
ジャンル青春ドラマ・ジャンルアクション
(あらすじ)
 高校3年生の男子がビルの屋上から飛び降り自殺した。担任教師は何事もなかったように授業を始めようとする中、クラスメイトの城野はそれに激昂。自暴自棄になった彼は学校を飛び出し、銃砲店でライフルを強奪しそれを学校で乱射し始める。

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(レビュー)
 受験戦争が過熱し始めていた頃の作品で、当時の世相が垣間見れるという意味では面白く観れる映画である。受験ノイローゼなんて言葉もあったくらいで、この頃の若者たちは受験の重圧に苦しんでいたということがよく分かる。

 本作は石井聰亙監督が8ミリで自主製作した作品をセリフリメイクした映画である。共同監督という形ではあるが、氏の商業デビュー作ということになる。演出は粗削りな所もあるが、勢いだけで突っ走った所はいかにも石井聰亙らしく、彼のカラーがよく出た1作である。
 尚、実際の撮影現場の風景は本作で助監督を務めた金子修介監督が自身のブログで書き綴っているので興味のある方は参照されたし。
 ほとんどが、共同監督の澤田幸弘が仕切っていたらしい。石井の原作とは言え、キャリア的に見ればインディー上がりの彼に演出を任せられなかったのであろう。

 全体的には軽快に進むので面白く観れたが、籠城物に徹したために、やや単調な作りになってしまった感は否めない。要所で大仰な演出が緊迫感を壊してしまった個所もあり、この辺りはもう少しバランスを取って欲しいところだった。

 ただ、デビュー間もない浅野温子が女生徒の一人を演じており、彼女はドラマ後半のキーパーソンになっていく。彼女の妖艶な魅力がドラマを引き立て、その顛末を含め大変印象に残った。いくつかのサービスショットも見られ、彼女のファンであれば見て損がない作品ではないかと思う。

 また、音楽はジャパニーズロック界の敏腕プロデューサ岡野ハジメが所属していた、知る人ぞ知るプログレフュージョンバンド、スペース・サーカスが務めている。軽快な旋律で作品を盛り上げており、こちらも聴きごたえがあった。
 もっとも、先述の金子監督のブログによれば、石井監督はバウワウを推していたらしく、この起用は意にそぐわないものだったらしい。さすがはパンク、ハードロックの石井聰亙である。
[ 2023/07/31 00:27 ] ジャンル青春ドラマ | TB(0) | CM(0)

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