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RUN/ラン

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「RUN/ラン」(2020米)星3
ジャンルサスペンス
(あらすじ)
 郊外の一軒家に暮らすシングルマザーのダイアンと娘のクロエ。生まれつき体が弱く車椅子生活を余儀なくされていたクロエは、ある日母親が新たに用意してくれた薬に疑問を抱き調べてみる。すると、恐ろしい事実が判明し…。

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(レビュー)
 車椅子の少女を溺愛する母親の狂気をスリリングに描いたサスペンス作品。

 どうしてダイアンが狂気に駆られたのかは、後半に判明するのだが、そのネタ明かしも含め、中々面白く観ることができる作品だった。決してお金がかかっているわけではない小品だが、コンパクトにまとめられたシナリオと演者の好演が奏功し、中々の快作となっている。

 監督、脚本は前作「search/サーチ」(2018米)で注目されたアニーシュ・チャガンティ。流石に前作のインパクトには負けるものの、今回も卓越したストーリーテリングにグイグイと引き込まれた。

 ダイアンは本当に鬼母なのか?それとも単にクロエの被害妄想なのか?そのあたりを迷わせる展開、演出が中々上手い。アルフレッド・ヒッチコックの「疑惑の影」(1943米)のような、サイコサスペンス的な作りの作品に仕立てたのが成功している。

 ただし、幾つか突っ込み処も見つかり、そのあたりが心残りである。
 例えば、クロエがダイアンの秘密を知るきっかけとなった”写真”や大学の合否通知のぞんざいな扱いが気になった。あるいは、クロエが屋敷から脱出を試みるシーンもご都合主義な感が否めない。アイディア自体は面白いと思うのだが、展開に無理を感じてしまった。

 終盤になると更に粗が目立ってくる。病院で一命をとりとめたクロエを再びダイアンがつけ狙うという展開だが、病院のセキュリティはどうなっているのかというのが気になってしまい、せっかくスリリングに盛り上がるクライマックスも今一つ集中できなかった。

 キャスト陣ではクロエを演じたキーラ・アレンの熱演が印象に残った。本作が映画初出演と言うことだが、堂々とした演技を披露しているので、今後も期待したい。
[ 2023/09/11 00:40 ] ジャンルサスペンス | TB(0) | CM(0)

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