fc2ブログ










奥様は魔女

pict2_314.jpg
「奥様は魔女」(1942米)星3
ジャンルファンタジー・ジャンルコメディ・ジャンルロマンス
(あらすじ)
 中世のアメリカ、魔女ジェニファーが火刑にされる。彼女は自分を捕らえた男の一族に呪いを掛けながら絶命した。それから数百年が過ぎた現在、知事選の出馬を控えた一族の子孫ウォレスは政略結婚を明日に控え、その準備に大忙しだった。そんな彼の前に、蘇ったジェニファーが姿を現せる。
ランキング参加中です。よろしければポチッとお願いします!

FC2ブログランキング
にほんブログ村 映画ブログへ人気ブログランキングへ

(レビュー)
 現代に蘇った魔女が自分を死に追い詰めた一族の子孫と恋に落ちるロマコメ作品。

 エリザベス・モンゴメリーが主演した往年の人気ドラマ「奥さまは魔女」の原型とも言える作品で、物語自体はドラマ版と異なるが、魔女と人間の男のコメディライクなロマンスは一緒である。

 何と言っても魔女ジェニファーを演じたヴェロニカ・レイクの美しさが印象に残る。前年公開の「サリヴァンの旅」(1941米)の時よりファムファタール的な魅力が全開で、女優としては本作の方が魅力的に撮られていると思った。愛らしい小悪魔的な魅力が存分に発揮されている。

 例えば、階段の手すりを滑りながら降りるお転婆なアクション、惚れ薬を間違って自分で飲んでしまうドジっぷりが微笑ましく観れた。

 製作、監督はフランスの名匠ルネ・クレール。彼は戦時中はフランスを逃れアメリカで映画を撮っていた。本作はその最初期の作品である。

 歯切れの良い演出がすこぶる快調で、改めてクレールの卓越した手腕が確認できる。
 例えば、ダイジェスト風に時代の変遷を紡いで見せる序盤の展開などは白眉の出来栄えである。また、ウォレスの選挙戦がジェニファーの魔法でとんでもない事態に発展していくクライマックス・シーンも痛快であった。
 ただ、コメディとはいえかなり強引さが目立つのも事実で、この選挙戦などは冷静に見ればありえない事態である。そのあたりはご愛敬といった感じで観るしかない。

 尚、映画のオチも意表をつくもので面白かった。”サマンサ”の登場はドラマ版を観ている身としては嬉しいサプライズだった。
[ 2024/01/09 00:39 ] ジャンルファンタジー | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://arino2.blog31.fc2.com/tb.php/2294-5d83df36