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ディメンシャ13

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「ディメンシャ13」(1963米)hoshi2.gif
ジャンルホラー
(あらすじ)
 ルイーズは夫ジョンと一緒に湖でボートを漕いでいた。すると、突然ジョンは心臓発作を起こして死んでしまう。遺産を自分のものにしようと考えたルイーズは、そのまま死体を湖に沈めて一人で帰宅した。その頃、ジョンの家族は水難事故で不幸な死を遂げた末娘キャサリンの追悼式の準備に大忙しだった。ルイーズはジョンの死を伝えずそれに参加するのだが…。
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(レビュー)
 恐るべき因縁に取りつかれた一家の恐怖を、不気味なトーンで描いたサスペンス・スリラー。

 ロジャー・コーマン門下のフランシス・F・コッポラが初めて単独で監督を務めた作品である。決して十分な予算がかけられなかったことはモノクロ画面からありありと見て取れる。しかし、そうした不満を補って余りある切れのある映像演出が確認でき、若きコッポラ監督のセンスに唸らされる。

 但し、コッポラが書いたシナリオはとうにも散漫で今一つ精彩に欠く。80分弱というのはこの手のB級映画では普通の尺であるが、その割に登場人物がやたらと多いし、話も込み入り過ぎてまとまりに欠ける。もっとスッキリと整理すれば、普通に楽しめる娯楽作品になったのではないだろうか。気合を入れてあれもこれも詰め込み過ぎてしまった…という印象を持った。

 物語は過去の水難事故をリンクさせながら、ジョンの家族の呪われた運命。そこに関わっていくヒロイン、ルイーズの恐怖が静かに描かれる。
 恐怖シーンはやや薄みながら、物語の舞台となるゴシック調な屋敷の雰囲気が中々に良く、映像に関しては十分の見応えが感じられた。

 尚、中盤の展開や惨殺シーンにおけるショック演出に、明らかにヒッチコックの「サイコ」(1960米)の影響が見て取れる。おそらく狙ってやっているのだろう。
 若きコッポラの秀でたセンスが所々に確認できるので、ファンなら一見の価値がある作品ではないだろうか。
[ 2024/05/04 00:24 ] ジャンルサスペンス | TB(0) | CM(0)

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