fc2ブログ










ラビング 愛という名前のふたり

pict2_323.jpg
「ラビング 愛という名前のふたり」(2016米)星3
ジャンルロマンス・ジャンル社会派
(あらすじ)
 1958年、バージニア州。レンガ職人の白人男性リチャード・ラビングは、幼なじみで恋人の黒人女性ミルドレッドから妊娠を告白され結婚を決意する。しかし、バージニア州では異人種間の結婚が法律で禁じられていた。仕方なく2人はワシントンで結婚を済ませてから地元に戻って新婚生活をスタートさせる。ところが、裁判所からここで暮らすのは違法だと言われてしまい…。
ランキング参加中です。よろしければポチッとお願いします!

FC2ブログランキング
にほんブログ村 映画ブログへ人気ブログランキングへ

(レビュー)
 異人種間の結婚が許されなかった時代のメロドラマ。実話をベースにした作品である。

 半世紀も前の話と安易に捉えるべきではない深刻さが本作にはあるように思う。差別や偏見はいつの世にも存在しており、極めて普遍的なメッセージを放っている作品だと言える。

 リチャードとミルドレッドは結婚して子供にも恵まれ幸せな暮らしをスタートさせる。ところが、生まれ故郷のバージニアでは異人種間の結婚が許されず退去を余儀なくされる。これに対して二人はバージニア州の法律に異議を唱え裁判を起こしていく。

 監督、脚本は「テイク・シェルター」(2011米)「MUD マッド」(2012米)のジェフ・ニコルズ。
 SFからホームドラマ、恋愛物と幅広く撮る作家だが、今回は実話ベースの社会派作品ということで、これまた新たなジャンルに挑戦しているという感じがした。

 演出は今回も堅実にまとめられている。題材が題材だけに頭でっかちな作品になりそうなところを、上手くエンタテインメントの要素をまぶしながら硬軟自在に演出した所は見事と言える。例えば、リチャードたちが過激な保守派からバッシングを受けるシーンなどにはサスペンス映画のような面白さも感じられた。

 キャスト陣ではミルドレッドを演じたルース・ネッガ、リチャードを演じたジョエル・エドガートン、共に好演していると思った。
 他に、ニコルズ作品の常連マイケル・シャノンもチョイ役で登場してくる。最近は悪役のイメージが強いが、ここでは良識派なジャーナリストという役所で懐の深い演技を見せている。

 尚、製作に俳優のコリン・ファースの名前がクレジットされている。本作の元となった実話に深い感銘を受けてプロデューサーを買って出たということらしい。映画には登場してこないが、裏方から本作を支えている。
[ 2024/03/07 00:46 ] ジャンルロマンス | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://arino2.blog31.fc2.com/tb.php/2305-94bedb6c