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サリュート7

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「サリュート7」(2016ロシア)星3
ジャンルSF・ジャンルサスペンス
(あらすじ)
 1985年、ロシアの宇宙ステーション、サリュート7号が突然制御不能に陥ってしまう。このままでは地球に落下する恐れがあるため、宇宙飛行士をステーションに送り込んで直接修理することになった。そのプロジェクトに技師のビクトルと退役パイロットのウラジミールが選ばれる。彼らは決死の覚悟でサリュート7号に乗り込むのだが…。
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(レビュー)
 制御不能に陥った宇宙ステーションを決死の覚悟で守り抜いた二人の宇宙飛行士の活躍を、最新鋭のVFXで描いた実話の映画化。

 こんな事故があったということを知らずに観たということもあるが、緊張感が持続するスリリング展開に見入ってしまった。
 作業中のトラブルによりウラジミールとビクトルの身に危機が迫る後半の展開はエンタメ要素満載で、地球に残してきたパートナーとの恋愛ドラマも物語を上手く盛り上げているように思った。

 閉塞感が続く船内作業の風景が延々と続く中、ウラジミールとビクトルのユーモラスなやり取りを入れることでホッと一息つけるようなシーンを入れたのも上手い。それにより全体の緩急がつけられ、誰が見ても楽しめるエンタメ作品になっている。

 惜しむらくは、ウラジミールの過去のトラウマが今一つ活かしきれなかったことか…。彼は任務中に同僚を死なせてしまったことで宇宙に出ることが出来なくなってしまったのだが、これが物語の中でもっとフィーチャーされていれば更に良かったかもしれない。

 VFXのクオリティも中々出来が良い。宇宙ステーションの船内に浮遊する水滴の表現などは目を見張る出来栄えだった。

 一方、演出で少しくどいと思う個所が幾つかあったのは残念である。
 例えば、クライマックスでウラジミールたちは一か八かの船外ミッションの賭けに出る。宇宙船の作業とそれを見守る地上の人々のカットバックで構成されているが、これがどこまで真実に即した描写なのかは疑問に思えてならなかった。少なくとも自分には過剰な演出に見えてしまった。

 尚、映画を観た後に、この事故について調べてみたのだが、このシーンについてはかなり脚色されているらしい。ウラジミールたちに対する敬意。国家の威信の前に蔑ろにされる個人の生命。そうしたメッセージを出すための脚色だったということである。

 実際のミッションはこちらのブログで詳しく書かれていたので興味のある方は参照されたし。映画の内容を検証する上では大変面白く読める記事となっている。映画を観る前に読んでしまうと面白さが半減してしまうので、鑑賞後に読むことをお勧めする。
 http://blog.scienceweb.jp/?eid=16
[ 2024/03/29 00:43 ] ジャンルサスペンス | TB(0) | CM(0)

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