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パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間

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「パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間」(2013米)星3
ジャンルサスペンス・ジャンル社会派
(あらすじ)
 1963年11月22日、アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディが街頭パレードの最中に撃たれる。偶然その場にいた服飾店を営む男ザプルーダが、その様子を8mmカメラで撮影していた。シークレットサービスのソレルズはそのフィルムから事件の把握を試みる。その頃、瀕死の重傷を負ったケネディ大統領は市内のパークランド病院に運ばれていた。当直医だった若いカリコ医師が緊急措置を施すが、その甲斐なく大統領は命を落としてしまう。
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(レビュー)
 ケネディ大統領暗殺事件が起きた4日間を描いた実話の映画化。

 「JFK」(1991米)や「ダラスの熱い日」(1973米)等、これまでにも何度も映画化されているし、散々メディアで語られてきたので余り新鮮味はないのだが、この事件を巡っては未だに謎が多く、話題性という意味では事欠かない題材である。

 今回はNHKの番組「アナザー・ストーリーズ」よろしく、複数の視点から事件を紐解く構成になっていて、また違った角度から楽しむことが出来た。

 シークレットサービスの支局長ソレルズ、銃撃の瞬間を8ミリカメラで撮影していた愛国心溢れるザプリーダ、ケネディが搬送されたパークランド病院の若手医師カリコ、犯人とされたオズワルドの実兄ロバート、オズワルドを以前からマークしていたFBI捜査官。物語は彼らの視点を交錯させながら展開されていく。

 監督、脚本はジャーナリスト出身でこれが初メガフォンという新鋭である。本作には元々ノンフィクションの原作があり、それを元にしながら創り上げたということだ。

 ドキュメンタリズムに徹した演出は流石に手練れていて、ピンと張りつめた緊張感が堅持され、中々硬派な作りになっている。
 一方、終盤にかけてドラマチックな演出が強められており、このあたりには映画的なカタルシスが追及されている。単なる再現ドラマで終わらせなかったあたりに作劇の工夫が感じられた。
 
 ただ、カメラが必要以上にぶれるのは余り感心しなかった。ドキュメンタリーのような生々しさを狙ってやっているのだろうが、どんな場面でもこれをやられると、メリハリもなくなるし、かえって単調になってしまう。また、落ち着いたシーンなどでは、かえって作り物臭さを出してしまう。

 誰が主役という作りにはなっていないのだが、キャスト陣は中々豪華だった。ザック・エフロン、ポール・ジアマッティ、ビリー・ボブ・ソーントンといった癖のある芸達者が揃っていて見応えを感じた。
 ちなみに、トム・ハンクスの実子コリン・ハンクスがパークランド病院の医師役の一人で出演している。こうしてみると父親の若い頃によく似ている。

 尚、そのトム・ハンクスは本作に製作として関わっている。彼は民主党支持者なのでこの事件にひとかたならぬ思いがあるのだろう。
[ 2024/02/09 00:52 ] ジャンルサスペンス | TB(0) | CM(0)

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