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ショーガール

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「ショーガール」(1995米)星3
ジャンル人間ドラマ・ジャンルエロス
(あらすじ)
 ノエミはスターダンサーになることを夢見てラスベガスを目指して旅を始める。ところが、途中でヒッチハイクの男に騙されて無一文になってしまう。路頭に迷っていた所をモリーという黒人女性に拾われ一緒に暮らすことになるのだが…。
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(レビュー)
 裸一貫でのし上がる女性の栄光と挫折を派手なステージシーンを交えながら描いた作品。

 バックステージ物としてはいささか紋切り的な展開で食い足りないが、欲と陰謀が渦巻くショウビズ界でスターの座を駆け上がっていくノエミのしたたかさは実に痛快で、何だか観ていて清々しい気持ちになる。また、ナンバーワンダンサー、クリスタルとの女同士の戦いも面白い。まるで昼ドラのような下世話さにゾクゾクするような興奮が味わえた。

 監督はポール・ヴァ―ホーヴェン、脚本はジョー・エスターハルという「氷の微笑」(1992米)のコンビである。おそらく「氷の微笑」の大ヒットに続けと言わんばかりに製作されたのだろうが、残念ながら本作は興行的に失敗し、この年のラジー賞を独占してしまった。女性の裸がこれみよがしに画面に出てくるので、そのあたりがラジー賞に繋がったのだろう。

 とはいえ、露悪的なエロティズムはヴァ―ホーヴェン作品の一つの特徴でもある。本人も当然そのあたりは自覚しているだろうし、むしろラジー賞は名誉と思ったのではないだろうか。実際に彼は受賞式に出席してトロフィーを貰ったそうである。なんとジョークの分かる人だろう。

 ただ、そんな曰く付きの作品であるが、ラストのオチやノエミの不屈の精神など、昨今注目されるフェミニズムに繋がるようなテーマが見て取れるのは興味深い。改めて観直してみると、また違った印象を持つのではないだろうか。
 映画は時代が変われば評価も変わるものである。公開当時は酷評されても、その後になって再評価されるということはままある。

 尚、個人的に最も印象に残ったシーンは、成功したノエミの前に、かつて世話になった場末のナイトクラブのオーナーと名物ダンサーの”お母さん”が訪ねてくる場面だった。ここはしみじみとさせられた。

 また、ノエミのダンスシーンも要所で見応えが感じられた。
 例えば、ノエミが憧れる高級ホテルの斬新なステージ・シーンは今観ても全然古さを感じさせない。ダイナミックで豪華絢爛な演出が素晴らしかった。
[ 2024/02/22 00:19 ] ジャンル人間ドラマ | TB(0) | CM(0)

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