圧倒的迫力で描かれる戦場シーンは見ごたえタップリ。ただ、ドラマが余りにも大味‥。
「バルジ大作戦」(1965米)
ジャンル戦争・ジャンルアクション
(あらすじ) 1945年、敗色濃厚のドイツ軍は、へスラー大佐率いる大戦車部隊で起死回生の猛反撃に出る。勝利ムードに浮かれる連合軍を撃破し、大戦車部隊は尚も進撃を続ける。更に、MPに成りすました空挺部隊による急襲で、連合軍は退路すら絶たれてしまった。辛くも逃げ延びた陸軍中佐カイリーは本部へ戻ると敵戦車部隊の弱点を突いた作戦を進言する。
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(レビュー) 第二次世界大戦末期のドイツ軍と連合軍の戦いをスペクタクルたっぷりに描いた戦争巨編。
戦場こそ生きる場所と生涯軍人を貫き通すヘスラー。対するカイリーは、軍人らしからぬと上官にたしなめられるほどの温厚さで、対照的なこの2人の戦いがストーリーを牽引する。ただ、全体を通してみると実に大味なドラマだ。サブキャラのエピソードが幾つか登場するが全てが物足りない。例えば、C・ブロンソンはその後どうなってしまったのだろうか?
見所はタイガー戦車隊が大暴れするシーン。巨額の製作費を投じただけあって実に迫力がある。ミニチュアで代用するシーンもあるにはあるが、ほとんどが実物大のスケールで描かれている。
ただ、最後が尻つぼみなってしまったのは残念だった。もう少しやりようがあったような気がする。