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ストレイト・アウタ・コンプトン

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「ストレイト・アウタ・コンプトン」(2015米)星3
ジャンル人間ドラマ・ジャンル音楽
(あらすじ)
 1986年、暴力とドラッグがはびこるカリフォルニア州のコンプトンで、元売人のイージー・EはDJのドクター・ドレー、作詞ノートを持ち歩くアイス・キューブらとともにヒップホップ・グループN.W.A.を結成する。その後、彼らの才能に目をつけたマネージャー、ジェリー・ヘラーの元でメジャーデビューを果たし、彼らはたちまちブレイクしていくのだが…。
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(レビュー)
 過激で反体制的な歌詞で一世を風靡したヒップホップ・グループN.W.A.の誕生から凋落、そして再結成するまでのドラマを当時の時代背景を交えて描いた音楽映画。

 自分はヒップホップの世界はよく知らない。せいぜいスパイク・リー監督の「ドゥ・ザ・ライト・シング」(1989米)のオープニングタイトルを歌ったパブリック・エナミーや、伝記映画も製作された2PACを知っている程度である。したがって、本作を観るまでN.W.A.のことは全く知らなかったし、メンバーのアイス・キューブは知っていても、それは俳優としての顔だけであり、ラッパーとしての彼は知らなかった。

 そんな自分が本作を観て思ったことは、もう少しドラマのポイントを絞って欲しかった…ということである。
 ミュージシャンによくある金銭トラブル、脱退、対立、再結成という流れは、実話が元になっているので如何ともしがたいが、作品としてはどこかにポイントを絞って描いても良かったのではないだろうか。

 例えば、彼らの音楽は反体制的な歌詞が一つの特徴のように思う。であるならば、その反発心をフィーチャーすることで彼らのカリスマ性に焦点を当てながら、物語を組み立てるという方法もあったように思う。
 例えば、メンバー間のいざこざや、マネージャーとの確執などは、どうしても既視感が拭えず余り関心を持てなかった。N.W.A.に興味を持っている人なら興味深く観れるのかもしれないが、そうでない人には”よくある話”で終わってしまいそうである。

 黒人に対する白人警官の暴行を非難した曲「ファック・ザ・ポリス」を歌ってライブ会場が大混乱のパニックに陥るシーンがある。ここなどは非常にスリリングで面白く観れた。個人的には彼らの音楽性が分かるようなシーンをもっと見てみたかった。

 監督は「ミニミニ大作戦」(2003米)や「ワイルド・スピード ICE BREAK」(2017米)等のF・ゲイリー・グレイ。エンタメに特化した職人監督で、その手腕は本作でもよく出ていたように思う。後から調べて分かったが、元々彼はN.W.A.のMVも撮っているということである。その流れから本作のメガホンを務めることになったのだろう。

 キャストでは、アイス・キューブ役を彼の実子が演じている。こうしてみると確かに父親によく似ていると思った。
[ 2024/05/15 00:36 ] ジャンル人間ドラマ | TB(0) | CM(0)

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