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愛の渇き

サディスティックな浅丘ルリ子の演技が見所。
愛の渇き(新潮文庫連動DVD)愛の渇き(新潮文庫連動DVD)
(2006/11/10)
浅丘ルリ子中村伸郎

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「愛の渇き」(1967日)星3
ジャンルロマンス
(あらすじ)
 名家松本家に嫁いだ悦子は夫を亡くし、今は義父弥吉と肉体関係を持つようになっていた。愛のない関係に疲れきった彼女は、下人三郎の若い肉体を捉える。三郎に靴下をプレゼントして気を引こうとしたが、彼には結婚を約束した恋人がいた。悦子の誘惑を断ち切るべく靴下を焼き捨てた三郎に、悦子は辛く当たるようになる。
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(レビュー)
 愛に縛られ愛に滅ぼされていく女を冷徹なタッチで描いたシリアスな愛憎劇。原作は三島由紀夫の小説。

 悦子役を演じた浅丘ルリ子が印象的である。
 三郎をサディスティックに追い詰める形相のなんと艶やかなことか。一方で、義父に肉体を提供する姿はまるで魂の抜け殻のように空虚である。悦子を悪女と称するのは簡単だが、彼女のバックストーリーを考えた時に、一方で悲劇のヒロインのように見えてくるから不思議だ。単純に憎むことの出来ない魅力がある。

 演出は所々に実験的で面白い趣向が見られる。
 例えば、食卓における長回しの俯瞰ショットは異様な緊張感を見る側に植え付けるし、スローモーション演出もドラマチックで効果的である。どことなくアングラ傾向が見られる。

 一方、セリフをテロップで表現したり、心境をナレーションで語らせるのはいただけなかった。小説の表現なら”あり”だろうが、映画でこの技法は余り感心しない。
[ 2008/09/23 03:25 ] ジャンルロマンス | TB(0) | CM(0)

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