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ホワイ・ドゥ・フールズ・フォール・イン・ラブ

「ホワイ・ドゥ・フールズ・フォール・イン・ラブ」(1998米)hoshi2.gif
ジャンル人間ドラマ・ジャンル音楽
(あらすじ)
 1950年代に一世を風靡したミュージシャン、フランキー・ライモンが他界した。彼の妻エリザベスは窃盗の常習犯で、そのニュースを刑務所で聞いた。莫大な遺産が相続されると喜ぶ。出所後、早速彼女は弁護士を連れてレコード会社に掛け合った。すると、そこには彼女以外に妻を名乗る二人の女が待っていた。一人はフランキーのツアー仲間だった人気歌手ゾーラ。もう一人は田舎で教師をしているエマイラ。彼女達と法廷で争うことでフランキーの意外な過去が露になってくる。

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(レビュー)
 実在したミュージシャン、フランキー・ライモンと3人の妻の愛憎を綴った伝記音楽映画。

 フランキー・ライモンはティーンエイジャーのドゥーワップ・グループのリーダーとして一斉を風靡したミュージシャンである。その後にジャクソン・5が登場したのだから、彼は時代の先を走った男だったのかもしれない。

 今作は普通の伝記映画とは少し変わった構成になっている。というのも、本人の生き様を本人の目線で語らせる構成ではなく、法廷で争う3人の妻と縁故者達の証言、つまり第三者の回想によって彼の半生が振り返られていくからだ。展開は軽快で、三者の視点の交錯がドラマにスケール感をもたらしている。

 3人の妻の争いは少しコメディテイストな部分もあるが、回想シーンは割とシリアスなテイストになっている。そこに孤高のミュージシャンの素顔が見えてくる。この辺りの硬軟自在な演出は見ていて飽きさせない。画面もカラフルでそつがなく、BGMは馴染みのある当時のヒットナンバーばかりで心地よい。全体的に細部まで手堅く作っており好感が持てた。

 ただ、伝記映画としてどこまで真実のフランキー・ライモンに迫れたかは少々疑問も残る。
 というのも、 3人の妻の回想で彼の半生が綴られていくので、当然のことながらそこにフランキー本人の主観は介入してこない。場面場面における彼の内面描写は希薄で、これでは伝記映画としては手落ちという気がしてしまった。あくまで一面的に捉えた半生であって、彼の内面まで知りたいという人には物足りない作品であろう。そこに深く言及できなかったところに伝記映画としての限界が感じられた。
[ 2009/01/23 00:45 ] ジャンル人間ドラマ | TB(0) | CM(0)

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