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プライドと偏見

豪華な作りの文芸ロマン‥というと少し敷居が高そうだが、演出は軽妙で大変見やすい。
プライドと偏見 [DVD]プライドと偏見 [DVD]
(2006/11/30)
キーラ・ナイトレイジェーン・オースティン

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「プライドと偏見」(2005英)star4.gif
ジャンルロマンス
(あらすじ)
 18世紀末のイギリス。没落貴族ベネット家には5人の娘がいた。大富豪ビングリーが舞踏会にやって来るというので姉妹は期待に胸膨らませて出席した。長女ジェーンがまんまとビングリーのハートを射止めた。一方、次女のエリザベスは彼の親友ダーシーの無礼な言動に腹を立てた。その後、エリザベスの前に魅力的な軍人ウィッカムが現れる。二人は惹かれあっていくが、従兄で牧師をしているコリンズに求婚されエリザベスは困惑する。彼と結婚すれば教会のパトロンで大地主キャサリン夫人の援助が貰える。しかし、エリザベスはそのプロポーズを断りウィッカムを選んだ。その結果、三女シャーロットがコリンズと結婚することになり、エリザベスは複雑な気持ちになる。一方、交際が順調だと思っていたジェーンとビングリーが突然の破局を迎える。その影にダーシーの助言があることを知ったエリザベスは‥。
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(レビュー)
 様々な障害を乗り越えながら惹かれあっていく男女の恋模様を美しい田園風景の中に綴った文芸ロマン作品。

 ベネット家の5人姉妹の群像劇だが、メインとなるのは次女エリザベスのロマンスである。
 エリザベスは皮肉屋で高慢なダーシーを初めは毛嫌いするが、彼の本当の姿を知ることで次第に惹かれていくようになる。そこに至るまでには様々な障害が立ちはだかるのだが、中でも社交界には付き物の罪作りな噂話は最大の障害となる。これによって彼女は苦しめられる。

 そのほかの4人の姉妹のロマンスも夫々に個性的で魅力的だった。長女ジェーンは昔ながらの古風な女性である。大富豪ビングリーとのロマンスは、落ち着いた大人の雰囲気で描かれている。他に、三女シャーロットとコリンズのロマンス、そして末っ子とウィッカムの恋も周縁で描かれている。この二つは、どちらかというとサイドストーリー的な扱いになっている。しかし、だからといって単なる添え物というわけではなく、「女の幸せをどうやって見つけるか?」という本作のテーマをきちんと含んでいる。全体的な構成はよく練られていると思った。

 とことん美しさを追求した映像は、いかにも文芸ロマン的な佇まいを見せ、作品世界をビジュアル面から支えている。大いに見ごたえがあった。

 また、演出はこの手の文芸作品にしては珍しく非常に軽妙である。まるで現代劇のようなスピーディーな展開で進むので肩の力を抜いて見ることができた。

 キャストでは、エリザベス役のK・ナイトレイがとにかく美しくて◎。勝気な性格を前面に出しつつ時折繊細な一面を覗かせ、恋する女心を魅力的に表現している。
 他に印象に残ったのは、父親ベネットを演じたD・サザーランドである。母親が娘達の結婚を急かす傍らで、常にどっしりと構えながら彼女たちの生き方を温かく見守っている。夫々の個性を尊重しながら大らかな優しさで包み込む‥。正に理想的な父親像と言えるのではないだろうか。
[ 2009/01/26 02:09 ] ジャンルロマンス | TB(0) | CM(0)

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