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グレースと公爵

背景を全てCGにしてしまった大胆な作品。油絵を見ているような感覚になる。
グレースと公爵 [DVD]グレースと公爵 [DVD]
(2003/07/25)
ルーシー・ラッセルジャン=クロード・ドレフュス

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「グレースと公爵」(2001仏)hoshi2.gif
ジャンルロマンス
(あらすじ)
 1790年のパリ。王党派である英国人女性グレースは、革命派であるオルレアン公爵と交際していた。政治的信念は違えど二人は深い絆で結ばれていた。2年後、王政打倒を叫ぶ民衆の蜂起でパリはあたり一面血の海となる。グレースは命からがら田舎の別宅へ逃げ延びた。そんな彼女にパリに住んでいたときの友人から助けを求める手紙が届く。公爵の政敵シャンネス司令官が窮地に立たされているので匿って欲しいというものだった。グレースは危険なパリへ戻る。
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(レビュー)
 革命の嵐に巻き込まれる男女の数奇な運命をを、CGを用いて描いた実験的作品。

 監督、脚本はE・ロメール。元来ミニマムな作品作りをしてきた監督だが、今回は珍しく歴史大作劇に挑戦している。これまでの作品を知る者としてはかなり意外に思えた。齢80にして新境地に挑もうとする姿勢には感服する。しかしながら、その野心は買うが、残念ながら作品の出来には不満が残った。第一に、本作のようなCGの使い方には違和感をおぼえてしまう。

 屋外のシーンは、油絵の絵画に人物をCGで合成するという手法で撮られている。かなり大胆且つ実験的な手法と言っていい。しかし、技術的に未熟なせいで、どうしても人物が背景から浮き上がってしまう。映画の約8割を占める室内劇はノーマルに撮られているのに、屋外になると途端に二次元と三次元のギャップが際立ち中々馴染めない。

 物語はグレースとオルレアン公爵の友情が、動乱によって崩壊してく様を淡々と筆致し、映像のエキセントリックさに比べれば実にまっとうだ。
 通俗的な恋愛ドラマとしなかったところは、ベテラン監督ロメールならではの手練で味わい深い。男女の友情を信じない人もいるかもしれないが、この映画を見るとそれもありかな?‥なんていう風に思えてくる。
[ 2009/02/16 00:57 ] ジャンルロマンス | TB(0) | CM(0)

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