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ラスト・キャッスル

ラスト・キャッスル [DVD]ラスト・キャッスル [DVD]
(2003/04/25)
ロバート・レッドフォードジェームズ・ガンドルフィーニ

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「ラスト・キャッスル」(2001米)星3
ジャンルアクション
(あらすじ)
 歴戦の英雄アーウィン中将は、任務の失敗で部下を死なせたことから軍事刑務所に収監される。そこは冷酷なウインター大佐が支配する非人間的な刑務所だった。囚人達はアーウィンに悲惨な実情を訴える。初めは傍観の姿勢を取っていたアーウィンだったが、余りの理不尽な懲罰を目の当たりにして怒りを覚えた。アーウィンは囚人達をまとめ上げ、所長に戦いを挑んでいく。
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(レビュー)
 歴戦の勇士が非人道的な刑務所所長に戦いを挑んでいく娯楽アクション作品。

 R・レッドフォードが鍛え抜かれた肉体でアーウィン中将を熱演している。還暦を越えたというのにまったくその年齢を感じさせない。彼のこの役作りのおかげで、今作はスター映画然としたヒロイックな作品となっている。

 ところで、いわゆる刑務所物というジャンルには様々な種類がある。「大脱走」(1963米)のような脱獄を描いたもの。「ショーシャンクの空に」(1994米)のような囚人同士の友情を描いたもの。そして、本作のような所長対囚人の戦いを描いたものだ。そして、その多くは人道主義的なテーマを扱っている。

 今回は設定が少し凝っている。囚人は元軍人達であり、このアイディアは中々面白いと思った。彼等は戦場を掻い潜ってきた荒くれ者ばかりで、英雄であるアーウィンはカリスマ性を発揮して彼等をまるで軍隊のようにまとめあげていく。そして、軍人としての誇り、人間としての誇りを勝ち取るべく大佐に戦いを挑んでいくのだ。やや大仰に思えるシーンもあるが、彼等の戦いの意味するところ、つまり人道主義というテーマはよく描けていると思った。
 ただ、その一方でもう一つ何かが足りない‥という感じも受けた。

 この手のドラマで重要なのは、実は敵の描き方にあるのではないかと思う。敵つまり所長のキャラクターである。ここが憎々しく尊大に造形されていれば、囚人たちの戦いに崇高さが加わり感動的なものとなる。
 思い出されるのは、C・イーストウッド主演の「アルカトラズからの脱出」(1979米)である(この作品は脱獄ものでもあるが‥)。ここに登場するP・マクグーハン演じる所長は、冷酷無比な面構えで強烈な印象を残していた。最後まで負けを認めないところも見ていて実に憎たらしかった。
 その点、本作の所長はというと、これが実戦経験のない成り上がり軍人という設定で、アーウィンとの対比から言うとやや小粒である。実際に、アーウィンの計画に面白いようにしてやられてしまうのだから、これは愚鈍としか言いようがない。つまり、二人の対決にゾクゾクするような興奮が余り感じられないのは、所長の造形に魅力が感じられないからである。ここは非常に惜しいと思った。

 とはいえ、クライマックスは豪快なアクションシーンが登場してくるので、カタルシスという点ではとりあえずは満足できる。突っ込みどころも満載だが、意外な展開もあるので全体的には中々の快作だと思った。
[ 2009/04/17 11:53 ] ジャンルアクション | TB(0) | CM(0)

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