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ミルク

S・ペンの演技が見事。
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「ミルク」(2008米)星3
ジャンル人間ドラマ・ジャンル社会派
(あらすじ)
 1972年、同性愛者ハーヴイー・ミルクは自由人気質の青年スコットと出会い恋に落ちる。二人は夢を求めてサンフランシスコのカストロ地区へ移住する。僅かな資金を元にカメラ屋を開くと、いつしかそこは同性愛者の溜まり場となっていく。その後、ミルクは自分達同性愛者の地位改善のために市政委員選挙に立候補する。しかし、世間の目は想像以上に厳しく‥。
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(レビュー)
 同性愛者の地位向上に尽力した政治家ハーヴィー・ミルクの半生を描いた伝記映画。

 ミルクを演じるS・ペンの演技が素晴らしい。どんな役でも彼なりのアプローチでそのキャラクターになりきってしまうのがペンの演技である。始めこそ過度と感じる箇所もあったが、しぐさや言葉など微細に渡って人物の造形に専念した所は、いかにも名優の仕事である。見事と言えよう。

 監督はガス・V・サント。自身もゲイであることから、この偉大な政治家ミルクを描くことは彼にとってみれば本望だったに違いない。ミルクの政治的活動がいかにゲイの市民権獲得に貢献したか、それがよく分かる映画となっている。ただし、ドラマとして見た場合、いささか敬虔の念が強すぎて面白みに欠ける内容だった。

 個人的には”人間”ミルクを見てみたかったのだが、描かれるのはミルクの政治的活動が中心になっている。落選を繰り返しながら勝利を手にするミルク。反ゲイ主義な政治家達と戦うミルク。映画のほとんどが”政治家”ミルクの姿である。彼の偉業を伝えようとするのは分かる。しかし、それではドキュメンタリーとして描けば事足りるわけだし、劇映画として製作する以上、やはりミルクがいかなる人物なのか、そこを深く掘り下げて欲しかった。彼がなぜゲイになったのか?政治家としての素養はどこで芽生えたのか?彼という人間の根本的な部分を見せて欲しかったような気がする。
[ 2009/05/05 00:39 ] ジャンル人間ドラマ | TB(0) | CM(0)

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