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ドミノ・ターゲット

男の哀愁が感じられるスナイパーもの。
ドミノ・ターゲット [DVD]ドミノ・ターゲット [DVD]
(2003/02/21)
ジーン・ハックマンキャンディス・バーゲン

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「ドミノ・ターゲット」(1976米)星3
ジャンルサスペンス・ジャンルアクション
(あらすじ)
 ベトナム戦争の狙撃兵だったロイは、殺人罪で刑務所に服役していた。素性の知らない男達が現れて保釈を条件に”ある仕事”が依頼される。初めは困惑するロイだったが、恋人エリーに会いたい一心でこの仕事を引き受けることにした。その際、親友スピンベックの保釈も条件として取り付けた。晴れて自由の身となるロイ。ところが、組織が必要とするのはロイのスナイパーとしての腕だけ。スピンベックは容赦なく撃ち殺されてしまう。ロイはホテルに軟禁され、組織の恐るべき陰謀を知らされる。
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(レビュー)
 元凄腕スナイパーが政治的陰謀に巻き込まれていくサスペンス作品。

 ロイの殺人にはワケがある。組織はその弱みに付け込み彼をスポイルしていくのだが、彼らの正体は一切不明。仕事の内容も不明である。前半は不気味な雰囲気でドラマが進行する。そして、スピンベックの殺害をきっかけに様々な事情が見えてきて戦慄が走る。
 巨悪の陰謀に加担させられる個人のドラマは決して斬新というわけではないが、ジワリジワリとくる恐怖がある。これは中々見応えがあった。第一にロイの視座に徹した所が良い。見る側に彼と同じ恐怖と不安を植えつける周到な作劇になっている。

 組織の目的が判明した所で一旦このドラマは求心力を失うのだが、その後にも二転三転する展開を用意し見る側の集中力を途切らせない作りが中々巧みだ。タイトルの”ドミノ・ターゲット”の意味もよく理解できるプロットである。

 惜しむらくは、ロイとエリーの関係描写に物足りなさを覚えたことか‥。ロイがこの仕事を引き受けた理由は彼女と再会するためである。ドラマの方向性を指南する大きな存在であるのだから、ここは過去の事件も含めてもう少し掘り下げて欲しかったような気がした。アバンチュールの描写に水っぽさを覚えてしまった。

 それと、組織の描き方についても不満が残った。ロイに指令を伝える伝書鳩のような人間は頻繁に登場するものの、バックに立つ権力者は一体どんな人間なのか?存在感の薄さが残念である。その結果、この映画がチープなものに見えてしまった。全てを明かす必要は無いが、せめて権力者の影を匂わすだけでもサスペンスとしての重厚さは俄然増したと思うのだが、そのあたりの作り込みが甘い。
[ 2009/05/17 16:42 ] ジャンルアクション | TB(0) | CM(0)

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