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ナバロンの要塞

ややヒロイックすぎるが、個性派揃いのキャスティングが面白く見せる。
ナバロンの要塞C.E. [DVD]ナバロンの要塞C.E. [DVD]
(2007/07/25)
グレゴリー・ペック.アンソニー・クイン.デビッド・ニーブン

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「ナバロンの要塞」(1961米)星3
ジャンル戦争・ジャンルアクション
(あらすじ)
 第二次世界大戦時、イギリス軍はドイツ占領下のナバロン島の要塞攻撃に精鋭部隊を投入する。登山のプロフェッショナル、マロリー大尉、爆薬のプロ、ミラー伍長、元ギリシア軍大佐のスタブロ、作戦を提案したフランクリン少佐、船舶機関士のブラウン、ナバロン出身のパパティモス。暴風雨の中、上陸作戦が決行されるが、その最中にフランクリンが負傷する。敵の執拗な攻撃に晒されながら部隊は要塞に向けて出発するが‥。
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(レビュー)
 特殊部隊の要塞攻略を豪華キャストで描いた戦争アクション作品。

 局地戦を描く作品なのでどうしても派手さに欠けるが、その地味さをドキュメンタリータッチの演出と個性溢れる精鋭部隊の人間ドラマでカバーし、見応えとしては十分。むやみに火薬を爆発させる大雑把な戦争映画よりよっぽど出来が良い。

 特に、前半の上陸作戦と後半のスパイ嫌疑のシーンが面白く見れた。
 上陸作戦のシーンは、特撮を駆使しながらスケール感溢れる映像で描出されている。マロリーとスタブロの過去の因縁を絡めることでスリリングさが増し、手に汗握るアクションシーンになっている。
 スパイ嫌疑のシーンでは、ミスリードの身顕し、それによるマロリーの感情の噴出といったものが、戦争の非情さを痛切に訴えかけドラマチックであった。

 その他では、負傷したフランクリンを巡って意見が対立する場面も中々面白く見れた。足手まといの彼を見捨てるか連れて行くかで意見が分かれるのだが、リーダーであるマロリーの中ではすでに答えは決まっていた‥という所に戦争の非情さを思い知らされされる。

 要塞攻略のクライマックスは活劇度がグンと増していく。しかし、先に述べたように、局地戦を描く作品なので派手さには欠ける。タイムリミット感を持たせた演出もそれなりに効果を上げているが、やはりどこか”ほのぼの”したものに見えてしまうのは残念だった。

 それよりも、この映画の魅力は個性派揃いの精鋭部隊の人間模様にあると思う。
 特に、爆破のプロ、ミラーは出色のキャラで、マロリーとの対立が面白い。ミラーは元々は科学者で根っからの軍人であるマロリーとは立場を異にする。二人の思考の違いが克明に出ているのが、例のスパイ嫌疑のシーンだ。一触即発の事態にまで発展しハラハラさせられた。
 また、途中でレジスタンスとのロマンスも出てくるが、これについては絶妙なさじ加減で描かれている。決して目立って描かれるわけではなく、”男達による男達のため”の戦争映画として割り切った作りの中に、ほんの隠し味程度に留めたところが良い。得てしてこの手のアクション作品に余ったるいロマンスが絡んでくると途端に退屈してしまうものだが、本作に限って言えばそういったことは無い。
[ 2009/05/25 00:31 ] ジャンル戦争 | TB(0) | CM(0)

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