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プレステージ

ダウナー一直線のドラマで狙いとしては間違ってないんだろうけど、謎解きのカタルシスを求めてしまうと苦しいかな。
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「プレステージ」(2007米)星3
ジャンルサスペンス
(あらすじ)
 19世紀末のロンドンに二人の若き天才奇術師がいた。類まれなるパフォーマンスセンスを持った”偉大なるダントン”ことアンジャー。抜群のトリック・アイディアで観衆を魅了する”プロフェッサー”ことボーデン。二人は良きライバル関係にあったが、ある不幸な出来事をきっかけに対立するようになる。アンジャーはボーデンへの憎しみから彼のステージを妨害。一方のボーテンも仕返しとばかりのアンジャーのステージを汚した。憎しみは増幅し、やがて取り返しのつかない事件を引き起こす。
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(レビュー)
 二人の天才マジシャンの戦いをミステリアスなトーンで綴った作品。

 マジックというのは案外タネ明かしすると拍子抜けするものだったりする。それをいかに”魅せる”かがマジシャンの腕なのだろう。
 この映画もラストでタネ明かしされるのだが、”魅せる”演出はそれなりにあるのだが、肝心のタネそのものが余りにもリアリティに欠けるもので、拍子抜けどころか「馬鹿にしてるだろう?」と思ってしまった。それまでに登場した全てのマジックにはリアリティがあったのだが、ここだけはもはやマジックという次元では語れない。そのため釈然としない思いが残った。

 オチはともかくとして、ストーリー自体は中々面白く見れた。
 映画はアンジャーの殺害容疑で起訴されるボーデンの裁判から始まる。そこから二人の過去の因縁が挿話され、殺人に至る動機が振り返られていく。互いの報復合戦が繰り返されるだけなのだが、ミステリー仕立ての話法が上手いため、次はどんな手を使って報復する?といった興味に掻き立てられる。私怨絡みの不毛な争いが空疎感をもたらし、このドラマが伝えるメッセージ、人間の欲心がいかに愚かな物であるか‥ということもよく伝わってきた。

 惜しむらくは、悲劇を起こす要因の一つ、不倫のドラマに精彩さを欠いた点である。S・ヨハンソンが渦中の女性を演じるのだが、ここが退屈してしまった。彼女のキャラが弱い。やりようによっては、彼等の憎しみを更に増幅させるべく凶悪な火付け役になれたものを、実に勿体無い使われ」方をしてしまっている。

 ちなみに、このドラマには実在した発明家ニコラ・テスラが重要なキャラとして登場してくる。エンドクレジットが出るまで誰が演じていたのか分からなかったが、意外なアーティストが演じていて驚いた。誰が演じているのかは見てのお楽しみである。
 また、彼の発明品を巡ってはトーマス・エジソンが登場してくるのだが、これも実在した発明家である。余りにも有名なので皆知っていると思うが、ここでは存外、底意地の悪い爺さんとして描かれている。実際にそうだったという説もあり、これは興味深く見れた。
[ 2009/07/17 18:41 ] ジャンルサスペンス | TB(0) | CM(0)

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