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ホリデイ

二つのロマンスを絶妙に絡めた構成が面白く見せる。
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(2009/07/08)
ジャック・ブラックケイト・ウィンスレット

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「ホリデイ」(2006米)star4.gif
ジャンルロマンス・ジャンルコメディ
(あらすじ)
 ロンドン在住の女性記者アイリスは、好意を寄せていた同僚に目の前で婚約を発表されショックを受ける。ロサンジェルス在住の映画予告編専門の編集者アマンダは、同棲中の恋人と喧嘩別れしてしまう。そんな二人がネットを介して知り合う。失恋の痛手を払拭したい二人は、クリスマスの休暇中、互いの家を交換して過ごそうということになった。アイリスはロスのアマンダの仕事仲間マイルズと親しくなっていく。アマンダはロンドンのアイリスの兄グラハムと親しくなっていく。
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(レビュー)
 失恋した女性がロスとロンドンの家を交換。そこで出会う恋の行方を軽やかに綴ったロマンス作品。

 環境が変われば人生も変わる。そう信じてホイホイと見ず知らずの人間と家を交換し合う二人の行動に安易さを覚えるが、喜劇として割り切ればこれは中々面白い設定に思えた。新しい環境で再スタートをはかる二人。そこに現れる男達が彼女等の恋の痛手を癒していく。それは自分を変える旅でもある。アイリス、アマンダ、夫々の自己を見つめるドラマが、ロマンス描写の傍らで丁寧に描かれており、決して恋に夢見がちなご都合主義的ドラマに堕していない。

 アイリスを描くロス編は本題のロマンス以外に、引退した老作家との交流を絡めながら描いていくのだが、これが中々味わい深い。傷心のアイリスと人生に見切りをつけて隠居生活を送る老作家。自分の心に壁を作って生きているという点で、二人の境遇は割と近い。そこで育まれる交流は中々感動的だった。単純明快なラブストーリーとして終わらせなかったところが良い。

 一方のアマンダを描くロンドン編はかなりベタなロマンスである。しかし、ベタはベタなりにしっかりとお約束を踏襲した作りになっているので安心して見れる。恋仲になるグラハムが抱える”ある事情”。それがこのロマンス成就に立ちはだかる”カセ”となっている。上手い具合にクライマックスのカタルシスを生んでいると思った。ロス編が少し捻りを入れていたのに対して、こちらには正統派的な面白さがあった。

 俳優陣の演技も概ね好印象。特に、アマンダ役のC・ディアスが良い。相変わらずのブリッ子演技だが、やはりこのキュートさには毎度の事ながらヤラれてしまう。クライマックスの演技は男の保護欲をそそるように作られていて卑怯過ぎる!

 逆にミスキャストだったのがマイルズを演じたJ・ブラックだった。繊細な作曲家という設定だが、他の作品の彼を見慣れているせいか、終始違和感を拭えなかった。意外性を狙って失敗した‥という感じである。

 ちなみに、豪華なカメオ出演が登場するサプライズもあり。アマンダが編集した映画の予告編で、J・フランコ主演のサスペンスアクション作品が登場する。個人的にJ・フランコは高く買っている俳優なので、本当にこんな作品があったらぜひ見てみたい気がするのだが、多分ないだろう‥(笑)。
 また、本作はハリウッドを舞台にしているので、内輪ネタも盛り込まれていてクスリとさせられた。本作の音楽を担当するのは大御所H・ジマー。J・ブラックがDVDショップで彼の名前を出しておどけてみせるシーンがあるが、これには思わず同意してしまった。確かにこの人の音楽は大仰過ぎる場合が多い。ただ、今回に限って言えば割とシットリした音楽が大半を占めていて好感が持てた。あるいは、今回は本人が意識して敢えて控え気味にしたのかもしれないが‥。
[ 2009/08/26 00:21 ] ジャンルロマンス | TB(0) | CM(0)

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