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13/ザメッティ

「カイジ」か?
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(2007/10/10)
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「13/ザメッティ」(2005仏グルジア)星3
ジャンルサスペンス
(あらすじ)
 修理業をしている移民少年セバスチャンは、家族と貧しい暮らしを送っている。ある日、仕事先の主人がドラッグの過剰摂取で急死する。生前彼は近々一獲千金の仕事が舞い込んで来ると言っていた。それを耳にしていたセバスチャンは、彼宛に届いた手紙を盗み見する。そして、そこに書かれていた仕事場へ彼に成りすまして向かった。そこでセバスチャンを待ち受けていたのは恐るべき事実だった。彼は生死をかけたサバイバル・ゲームの参加者になっていく。
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(レビュー)
 貧しい移民青年がひょんなことから地下ゲームの餌食になっていく様を、緊張感溢れるモノクロ・タッチで描いたサスペンス作品。

 ゲームのルールはとても残酷なものである。番号のついた服を着た13人のプレイヤーが1発の弾丸が入った銃を持って円を作る。そして、前の人間の頭に銃を突きつけ、全員がいっせいに引き金を引くのだ。何番が死ぬのか?それが観覧する金持ち達の賭けの対象となる。集団ロシアン・ルーレットというこの奇抜なアイディアは醜悪な人間の本性を醜し、果ては極限まで追い詰められた人間の異常な心理を照射する。実に嫌なゲームである。

 セバスチャンは、何も知らずにこのゲームのプレイヤーに強制参加させられる。残された道は二つに一つ。このまま死ぬか、生きて大金を手にするか?マンガの「カイジ」を髣髴とさせる設定だ。セバスチャンの恐怖と絶望感がシャープなモノクロ・タッチでスリリングに捉えられいる。地下ゲームならではの独特のアングラ感、ドライな空気感もよく伝わってきた。

 ただし、ゲームシーンが映画の大半を占めるため、セバスチャンの人間的なドラマはかなり削ぎ落とされたものとなっている。そのせいで、彼が体験する恐怖にこの映画がどこまで迫りきれているか?そこは見る人によっては物足りなく写るかもしれない。設定の面白さ、ゲームのサスペンス性で飽きなく見ることが出来るが、いざここで死んだらどうなるだろう?残された家族はどうなるのだろう?そういった彼の内的な葛藤は掘り下げきれていない。彼がゲームに参加するまでの過程、つまりバックグラウンドを浅薄にしか描かなかった前半部のツケけ”がここで回ってくる。セバスチャンが没個性的なゲームの駒に写る‥なんて事にもなりかねない。

 また、よくよく考えてみると、このゲームはシステム上の欠陥が幾つかある。例えば、余りの恐怖でフライングして撃つバカがいたらどうなるのか?当然ペナルティはあるだろうが、それについてはまったく触れられていない。また、決勝戦は明らかに先に撃ったほうが断然有利なのでは?なんて思ってしまう。そのあたりは余り深く考えずに見たほうが楽しめるのだろうが、どうしても見ている最中気になってしょうがなかった。
[ 2009/10/28 00:38 ] ジャンルサスペンス | TB(0) | CM(0)

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