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Sweet Rain 死神の精度

設定は面白そうだが‥。
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(2008/08/27)
金城武小西真奈美

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「Sweet Rain 死神の精度」(2007日)hoshi2.gif
ジャンルファンタジー・ジャンル人間ドラマ
(あらすじ)
 千葉は時を渡りながら人々に<死>の宣告をしてきた死神である。今回の対象は地味なOL一恵。彼女は失恋の痛手を引きずりながらストーカーに付きまとわれていた。千葉は彼女と接するうちに同情を覚え<死>の宣告を躊躇するようになっていく。
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(レビュー)
 死神が出会う3つのドラマをファンタジックに綴った作品。

 「地獄少女」をソフティケイトしたような設定に興味をひきつけられたが、演出・脚本が今ひとつ。原作は人気作家伊坂幸太郎のベストセラーということで期待したのだが、どうも原作以前に映画としての料理の仕方がまずい。

 大前提として、小説と映画では受け取る側のスタンスに大きな違いがあると思う。小説だと読者が頭の中で自分の映像を思い浮かべることになる。自分が作る世界観だからそこに綻びは出来にくい。しかし、映画だとそのものズバリが映像として提示される。つまり、監督が具現化した世界をあるがままに観客は受動するしかない。ベストセラーの映画化を見て不満を漏らす人がいるが、それは自分の創造した世界観と違ったものに感じてしまうからである。

 さて、まず本作はその世界観の作りがかなり粗い。予算の問題等あるだろう。しかし、そこはアイディアでカバーしなければ‥。
 例えば、千葉の白い手袋や一恵のストーカーの身顕し、死神の世界、アンドロイドの造形といったあたりに、作りの甘さ、陳腐さが目立つ。映像は時として言葉以上に作品の世界を物語る。本来重要な部分であるにも関わらず、そこをスタッフは御座なりにしすぎている。ここを失敗してしているので、当然ドラマにも入り込めない。
 かといって、ドラマだけを取り出してみても、展開の繋がりが唐突な上に単調なのでどうにも退屈してしまう。

 この映画の突込みどころは他にもある。全体的に俳優の演技が芝居がかっている。特に、千葉役の金城武のファニーな造形が必要以上に過剰で、深刻なドラマを中和する程度ならまだしも、ここまで来ると軽薄、愚鈍に見えかねない。また、雨とミュージックは千葉というキャラクターにどんな重要な意味をもたらしていたのか?彼のセリフにも行動の中にも滲み出てこないのが見ていて実にもどかしい。彼だけではなく他のキャスト陣にも過剰と思う演技は見られる。非現実的なドラマを必要以上にウソっぽく見せてどうするというのだろう。

 唯一良かったことは、3つのドラマの相関性がきちんと図られていた点である。エピソードの繋がりに一工夫欲しい気もするが、全体を通して伝えようとするメッセージは最低限読み取れた。
[ 2009/11/13 04:36 ] ジャンルファンタジー | TB(0) | CM(0)

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