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マイノリティ・リポート

マイノリティ・リポート 特別編 [DVD]マイノリティ・リポート 特別編 [DVD]
(2003/05/23)
トム・クルーズコリン・ファレル

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「マイノリティ・リポート」(2002米)星3
ジャンルSF・ジャンルアクション・ジャンルサスペンス
(あらすじ)
 西暦2054年のワシントン。3人のプリコグと呼ばれる予知能力者のおかげで、殺人事件は未然に防がれ、街の治安は維持されていた。犯罪予防局のリーダー、ジョンは、プリコグの一人アガサが見た奇妙な夢に不審を抱き調査を始める。それを司法局査察官ウィットワーは独断的な行為としてストップをかけた。二人の軋轢が増す中、ジョンが見ず知らずの男を殺すという予知が出る。
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(レビュー)
 殺人容疑者として追われる捜査官の必死の逃亡をスタイリッシュな映像で描いたT・クルーズ主演、S・スピルバーグ監督のSFアクション作品。

 フックの効いた序盤で一気に映画の中に引き込まれた。設定やキャラクターをアクションで説明してしまう手際のいい話法。光の魔術師スピルバーグが作り出す近未来のイマジネーションの世界。そして、主人公ジョン捜査官が殺人容疑者として追われることになる展開。誰の陰謀か?システムの瑕疵か?このあたりの謎を持ち越しながら彼は窮地に追い込まれていく。ここまで映画はトーンダウンすることなく一気に突き進み、次の展開を期待させる。

 ”主人公が身に覚えの無い罪で追われる”というのは、サスペンス映画の一つの王道パターンといって良い。サスペンスの神様ヒッチコックもこれを得意としていた。目新しさはないが安定した面白さがある。そう考えてみると、この映画は随所にヒッチコック作品のオマージュが見られる。
 例えば、メガネのレンズを使った「見知らぬ乗客」(1960米)のパロディ。「裏窓」(1954米)のような俯瞰カメラワークがそうだ。思えば、スピルバーグの出世作「激突!」だってヒッチコック・タッチなサスペンス映画だった。スピルバーグはやはりサスペンスを撮らせると上手い監督であることがよく分かる。

 また、アイテムの使い方も中々面白いものがあった。特に、スパイダーと呼ばれる小型マシーンはSFマインドに溢れた不気味さがありゾッとさせられた。
 また、眼球を使ったネタにはスピルバーグらしいブラック・ユーモアが感じられる。実は、スピルバーグはああ見えて案外残酷なユーモアを好んで取り入れる演出家なのである。それがこの眼球ネタに見られた。

 物語は後半からいよいよ事件の全容に迫っていくようになる。ところが、前半であれだけ期待させられたのに、ここにきて作品の勢いが急にトーンダウンしてしまうのが残念だった。最初は先進的なアクション・シーンに驚いたりもしたが、映画を見る”目”が慣れてしまうことで刺激が失われていく。また、ジョンと敵対するウィットワーのキャラクターが弱いのも盛り上がらない要因だ。

 惜しいと言えば、アガサの過去のドラマに対する踏み込みが足りなかったのも残念だった。アガサが辿ってきた悲しみをジョンがどれだけ理解しえたか?その描写が浅薄なため、このラストは安易に写ってしまった。
[ 2009/12/12 00:56 ] ジャンルアクション | TB(0) | CM(0)

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