大画面のIMAXシアターで3D初体験!興奮のアトラクション映画だった。
「アバター」(2009米)
ジャンルSF・ジャンルアクション・ジャンルロマンス
(あらすじ) 戦争で下半身不随になった海兵隊員ジェイクは、兄の後を継いでアバター・プロジェクトに参加する。早速惑星パンドラに赴任した彼は、そこで先住民ナヴィと地下資源を巡る戦いに巻き込まれていく。そして、ナヴィの女戦士ネイティリと恋に落ちるのだが‥。
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(レビュー) J・キャメロン製作・監督による一大プロジェクト。3Dの映像美にひたすら心酔した2時間40分だった。
物語は勧善懲悪な訓話になっていて、観客に対する門戸はかなり広く開かれたものになっている。ただ、後半にいくにつれ突っ込みどころが目に付くようになった。おそらくは映像に集中して欲しいという願いから、こういった穴だらけのシナリオになっているのかもしれない。また、魂と肉体を分離させるアバター・システムはある意味でヴァーチャル的な発想なので、ここを哲学的なテーマに昇華できなかったことは大いに不満に残った。従って、ドラマだけを取ってみれば物足りなく★2つ。
しかし、映像の作りこみ、世界観の見事さ。今の映画の潮流である3Dを体験をさせてくれたという感動から★2つをプラスした。それくらいこの映画の映像の力は凄まじい。3Dでなければ本作の魅力は半減してしまう。そう言っても過言ではない。
特筆すべきはパンドラの世界観である。ひたすら美しく、そしてリアルである。3D映画=飛び出す立体映画という認識はもはや古い。奥行きを意識させる映像は映画の可能性を開かせたのではないだろうか。
また、先住民ナヴィの造形も見事である。技術の進歩もさることながら、やはり時間と労力のかけ方が膨大だとここまでしっかりしたものが出来るのか‥と感心させられた。ただ、人間の役者がCGで作られた世界の中で芝居をすると、若干の違和感は出てきてしまう。例えば、パワードスーツに搭乗する人間の芝居は背景から浮いて見える。生身の俳優とCGの合成にはまだまだ限界があることも認識させられた。
しかし、トータル的に言って、3D映画の分野では現時点で最高のクオリティだと思う。
メカニック関係については洗練さに欠けバタ臭く感じる部分もあるのだが、これはもはやJ・キャメロンのセンスなのだろう。「ターミネーター2」(1991米)の頃からちっとも変わってない。これはご愛嬌といたところか‥(^_^;)
そもそも自作品のパロディが所々に登場してくるのであるから、完全に狙ってやっているものと思われる。「アビス」「1989米)、「タイタニック」(1997米)、「エイリアン2」(1986米)等のエッセンスが確認できた。
尚、今回字幕版で鑑賞したのだが、正直なところ3Dは吹き替え版のほうが良いと痛感した。字幕が画面から浮きあがって見えるので邪魔になってしまう。
ありのさんへ、今晩は。今年(2009年)は、「デジタル3D映画」の当たり年でしたね。(デジタル3D映画で僕が見たもの モンスターVSエイリアン、くもりときどきミートボール(imax-3D版)、カールじいさんの空飛ぶ家)今の3D映画は「場面がスクリーンから飛び出して見える」のではなく「自分が映画の中にいる」感覚になるそうです。それに、立体メガネは昔のように紙製で赤・青セロファンのレンズで出来た物ではなく、凄くかっこいいデザインになってるそうです。また、一部の劇場では「立体メガネ」を持ち込むと「鑑賞料金を優待割引」してくれるそうです。僕もこの作品見てみたいです。出来れば、imaxシアターで。補足として「エイリアンシリーズ」でおなじみのシガーニー・ウィーバーさんが人類側の科学者として出演しています。
にょろ~んさんへ。
あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
映画館離れに歯止めをきかせる方策として、3Dの流れは今後いっそう顕著になりそうですね。
立体メガネを自分で用意すると割引になるというのは初耳です。マイメガネを持って劇場へ‥なんて人もいるのかもしれませんね。
ありのさんへ、メッセージありがとうございますそして今年もよろしくお願いします。早速きょう僕は、109シネマズ川崎でアバター(imax-3D版/日本語吹き替え版)を見に行きました。CGで再現されたメカ(2足歩行マシン、飛行メカなど。)や宇宙空間だけでなく、一番驚いたのは「惑星パンドラ」にいる生物と木と草と精霊たちとそこにすんでいる先住民族ナヴィの皆さんにはびっくりしました。クライマックスでの人間側(資源開発会社RDAと軍)との戦いに熱くなり、エンドロールの主題歌「アイ・シー・ユー(アバター愛のテーマ・歌レオナ・ルイスさん)」に感動したりして、こんな作品「トランスフォ-マー/リベンジ」以来だと思います。あの、「2足歩行メカ(名前はAMPスーツ。)」は「エイリアン2」に出てきた「パワーローダー」に少し似ているのは気のせいでしょうか?それから、吹き替え版でも「字幕」が出る場面があるそうです。(ナヴィ族が、ナヴィの言葉で話すときに、日本語字幕(翻訳は戸田奈津子さん。)が出るそうです。)
こんばんは、にょろ~んさん。
iamxでの鑑賞は大興奮だったでしょう。
確かに私もあの場面では「エイリアン2」を想像しました。
「アバター公式完全ガイド」なる本が刊行されているようです。惑星パンドラの生態系等に関するデータが記されているということです。映画では語られなかった細かな設定もこれを読めば分かるのかもしれません。中々奥が深い世界観ですね。
今晩は!ありのさんへ、お久しぶりです。そして大ニュースです!!ついに、「アバター」が「タイタニック」を抜いて、「全世界映画興行収入新記録」を達成しました。それからアカデミー賞の行方を占う「ゴールデングローブ賞」の「ドラマ部門/作品賞と監督賞」を受賞しました。でも一つだけ悲しいのが、中国が「google問題」で「アバター」を「上映禁止」にするのは少し寂しい気がします。
こんばんは、にょろ~んさん。
中国では「アバター」を見られないというのは残念ですね。
本国製作の大作「孔子」への脅威からとも報じられてます。映画は娯楽であり芸術なのですから、そこに政治的な事情を余り持ち込んで欲しくない‥といのが正直な感想です。しかし、悲しいかな。これが現実なのかもしれません。
「アバター」はとうとう北米ではV7達成ということです。来週あたりには「タイタニック」抜きそうな勢いですね。このままどこまで突っ走っていくのか想像もできません。
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