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ソウ3

シリーズ最強のエグさ!興味深いテーマも見られる。
ソウ3 DTSエディション [DVD]ソウ3 DTSエディション [DVD]
(2007/03/16)
トビン・ベルショウニー・スミス

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「ソウ3」(2006米)星3
ジャンルホラー・ジャンルサスペンス
(あらすじ)
 連続殺人鬼ジグソウによる犯行が再び始まった。捜査に乗り出した女性刑事ケリーが何者かに誘拐される。一方、女性外科医リンも謎の失踪を遂げた。彼女が目を覚ますとそこはジグソウのアジトだった。末期脳腫瘍に伏すジグソウと彼の助手アマンダによって彼女は恐怖の縁に立たされる。その頃、食肉工場では一人の男が目を覚ました。彼は工場からの脱出を試みるが‥。
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(レビュー)
 まず最初に言っておくと、このシリーズは一見さんにはかなり厳しい映画である。登場人物が各作品にまたがり何の説明も無いまま出てくるので、前作を見ていないと「この人誰?」という状態で見なければならない。したがって、本作を見る前に「1」と「2」は復習しておく必要がある。自分は大分前に見たので、最初は全然ワケが分からなかった。途中からようやく人物関係を把握することが出来た。

 今回の話は、瀕死のジグソウを救うために誘拐された女医リンの恐怖と、息子を事故で亡くした男ジェフの復讐劇。この二つによって構成されている。夫々に別々のストーリーだと思って見ていると、途中で思わぬ接点に辿り着く。ストレートなアクション主体のつくりだった前作に比べると、今回はサスペンスを目指した作りで少しだけプロットが複雑だ。更に、ジグソウに対するアマンダの愛憎劇も混入され、ストーリー自体は中々楽しめる。

 テーマも面白い。ジェフの復讐劇のところで再三提示されるが、本作は”赦し”が一つのキーワードになっていると思う。クライマックスの”テスト”は正にそれを表したシーンだろう。
 往々にして人は一時の感情で他人を断罪してしまいたくなるものだ。しかし、本当にその人に罪を裁く権利はあるのか?この問題がジグソウの知的好奇心をくすぐったのであろう。他人の罪を“赦す”ことがいかに難しいか?そして、いかに罪を簡単に断罪してしまうか?この人間の心の弱さこそがジグソウの格好の餌食となっている。

 ただ、惜しいことに映画はこの大事なクライマックス・シーンを割とアッサリとしか描いていない。”裁き”か”赦し”かという葛藤をねちっこく追求すれば、ジグソウの残虐性は一段と引き立つことになり、見終わった後のイヤ~な感じも増したであろう。

 更に、欲を言えばタイムリミット感の演出はもう少し上手くやって欲しかった。リンとジェフのストーリーのカットバックは、映画に緊張感を与えるという意味でさほど効果を上げていない。前者にはジグソウの生命が、後者には各々のゲームにおける人命がかかっているわけであるが、もっと緊密な演出で押しまくって欲しかった気がする。

 シリーズ最大の見所であるイタい残虐シーンは、これまで以上にパワーアップしていて良かった。全身釣り針、硫酸地獄、四肢切断といった拷問シーンは目を背けたくなるエグさである。特に、四肢の切断や粉砕、顔面への攻撃は生理的にかなりキツいものがある。作り手側もそれを分かっているようで、嫌らしいくらいそこを狙ってくる。
[ 2010/01/07 01:01 ] ジャンルホラー | TB(0) | CM(0)

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